koaki さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
絢爛豪華な和製ホラー ミステリ仕立て
モノノ怪を斬ることができる退魔の剣を携えて諸国を巡る
薬売りの男がいる。
モノノ怪を成すのは、人の因果と縁。
人の情念や怨念にあやかしが取りついたとき、モノノ怪となる。
薬売りはモノノ怪の形と真と理を明らかにし、退魔の剣で
モノノ怪を斬る。
『怪 〜ayakashi〜』の第3話「化猫」の製作スタッフによる続編。
モノノ怪だからホラーなんだけど、作りがミステリっぽい。
「座敷童子」「海坊主」「のっぺらぼう」「鵺」「化猫」
割と有名どころの妖の話が5編、12話で構成されてるんだけど
昔話みたいに、妖が出てきて怖いっていうんじゃなく
何かおかしな現象があり、怪現象の謎を解くために
薬売りがモノノ怪の形と真と理を明らかにする。
「皆々様の真と理 お聞かせいただきたく候」
まるで名探偵の名台詞みたいじゃないですかぁ~
何が凄いって絵が凄い。
和紙っぽいのやら水墨画みたいのやら浮世絵やら
クリムト風の絵やら昭和レトロ等々
斬新な色使いと合わさってステキ過ぎます。(好みもあるだろうけど)
ある意味奇抜なんだけど、これがたまらない。
こんなアニメ観たことない。
色彩に関してはさすがに調べましたよ。
永井留美子さん。彼女の手がけたベスト10も作られてたくらいだから
やはり特徴的ですよね。
封印が解けた時の薬売りが、カッコイイというか色っぽい。
『怪 〜ayakashi〜』の化け猫もスゴかったけど
モノノ怪の化け猫もスゴかったぁ~
かくも恐ろしきは人の業・・・