底辺生活者 さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
私が世界一嫌いなアニメ
◆嫌いな特徴をざっくばらんに言います
{netabare}・ヒロインがむやみやたらに、人を殴る。
・ヒロインが暴力をふるって、皆をおびえさせて周囲を支配している。
・このヒロインが、最期まで人からビシッと注意されることがなく、このアニメは終わる。
・女キャラ達が『男のガチ喧嘩』みたいな殴り合いをする。
・(日常的に人を)殴るシーン『のみ』が、リアルすぎて、痛々しい。ギャグみたいに描かれていない。
・『とらドラ!は、リアル十代を描いた傑作アニメ』とよく耳にするが、全然、リアルではない設定が多い。
・ストーリー内容、キャラの言動行動に矛盾が多い。
・視聴者に深く考えさせないように、登場人物に語気を強めて語らせ、無理やり「ほら!ここが感動シーンですよ!」と演出している。洗脳してるようなアニメ。
・人を不快にさせるような罵詈暴言をヒロインが常に話す。
・このアニメの中でたまに出てくるギャグが全然笑えない。
------------------
◆矛盾内容、おかしいと思った部分を具体的に書きます。
●リアルなのかと思うと、リアルじゃない
このアニメは、『10代リアル青春を描いた傑作』と言われていますが、全然内容はリアルではない。ほんとに、マンガ。
・ヒロインが隣のマンションに住んでいる。しかも、偶然、位置も真隣。もろ、マンガ。
・何故か、ヒロインを家に毎日あげて、彼女のご飯を毎日作ることになる。その始まりも納得できるような内容ではない。
・竜児が、ヒロイン大河から廊下で一発殴られただけで、竜児の不良疑惑が消える。
竜児は第1話ですでに2年生。
竜児の性格だったら、第2学年になる前まで「不良疑惑」を引っ張ることはありえない。
・竜児が2年生になるまで、大河のことを全然知らなかったなんておかしすぎる。
大河は1年次から在籍している。
大河は、あの性格だったら、1年次から暴れてたはずだし、竜児は、「2年生の春に初めて大河のことを知りました」なんて物語が破綻してる。
・序盤のころ、竜児が、完全防犯設備の大河の高級マンションに、普通にスルスル出入りしていたが、どうやって進入していたのか、永遠の謎。
竜児が大河の部屋に入って来たとき、大河が毛布にくるまってて、大河がロック解除した様子もないシーンも序盤にあった。マンションの出入り口で、暗証番号を押すとかそういう描写もなかった。
もしも大河が竜児に暗証番号を教えてて、家のドアをまったく鍵をかけないでいつも過ごしてたいたとしたら、相当な関係だと思うし、無用心すぎると思う。
しかし、この時点では大河の竜児は、「私たちは男女の関係ではない」を言い張っていたし、疑われると教室で暴れ、迷惑行為までしていた。
ここまでベタベタしてて、「私と竜児は男女の仲ではない」と言い張り続けるのは、高校生にしてはどうかと…
・その人の話題をしていると、突然、その人が隣に立ってたり、真後ろに立ってたりするシーンが多すぎ。典型的なマンガちゃん。
・学園祭のあと、「幸せの手乗りタイガー」になるエピなんて、ほとんど、リアル度ゼロ。マンガちゃん。
なので、結局、設定が「マンガちゃん」なので、どこが『リアル十代を描いた傑作アニメ!このアニメ、すごいよ!』となるのかがわからない。
●ヒロインの暴力が、ツンデレ、ギャグレベルではない
・とにかくヒロインが人を殴りすぎ、罵りすぎ。
・ヒロイン大河が自分のためにご飯やお弁当を作ってくれている竜児を、毎日口汚く罵り、殴りつける。
『大河がちゃんと親から育ててもらえなかったから、大河は性格が破綻してしまった』
ということを制作サイドは理由にしたいらしいが、それでも、
見てて不愉快だし、やりすぎ。
せめて、もうちっと笑える描写にしてくれると楽だった。
・間違ってラブレターを竜児が自宅に持って帰ってしまったから、それを取り返すため、大河は竜児のアパートに侵入したのはいいが、
『木刀持参で、木刀を持って襲い掛かる』とか、
アニメでも全然意味が分からないし、最悪なことに、全然面白くない。ほとんど、殺す気だったとしか思えないし、笑えない。
木刀持って家に侵入するのが、『リアル十代を描いてる』のか…。
普段から、木刀を所持してて、何かが起きるたびに振り回す女子高生が現実にいる地域が、この日本国内にあるなら何県何町だか知りたい。
●情けない男ばかり、こんなに暴れてる大河に不良がからんでこない
女子の大河にふるえあがって、この学校の男子が全員、ビクビクして、逆らえない。見てて情けないし、無理がありすぎる設定。
かといって、大河は「ヤンキー」や「学校をしきっている不良」でもない。
大河がここまで暴れていたら、もっと戦闘能力が高そうな男の不良が登場するとか、他校の不良に目をつけられ、モメそうなものだが、そういうエピは1つもない。
不良をあえてこのアニメ(物語)に出さなかった理由とは、
どうしても、大河を、『このアニメの中で最強の生き物』にしておかないと、キャラの上下関係が崩れ、話も全然成立しなくなるからだろう。
だから、ちっとも、リアルな青春ストーリーなんかではない。
●大人も情けない
何故か、子供をちゃんと叱れる大人が全然登場しない。
ゆり先生もなさけなさすぎる。
※ちゃんと人を叱れる大人は、泰子の父親くらいだった。
●何の罪も無い生徒会長が殴られる
生徒会長が、北村の告白に素直に正直に答えなかった、という理由で、
『また』木刀を持ちだして、
大河が生徒会長に殴りこみをかけている。
そんなに、告白に対して素直に受け答えしないのは罪だ、というのであれば、
後の方のエピで、大河が、「竜児が実乃梨のために買った髪飾り」を
「私(大河)の宝物だから」と、嘘をついて、
実乃梨に渡したりするのも、ものすごく邪道な手段だと思う。
また、この行動は、大河は完全にキャラブレ起こしてる。
正直にならないのが罪だ、というのであれば、大河は誰かから木刀でボコボコに殴られるべき。
●勧善懲悪エピがなく、無実の人が暴力を受けるエピが多い
・ヒロインのためにせっせとご飯を作る男が、殴られ、罵られ続ける。
・全然悪い人でもない生徒会長が、ボコられる。
・気が強く、戦闘能力が高い大河が、本当に性格が悪い奴をやっつけたりする、見ててスカッとするエピが、このアニメには1つもない。
●竜児とベタベタしといて、周囲から「男女の仲」だと疑われると暴れる大河
あれだけ高校生男女がベタベタしてたら、周囲から男女の仲だと疑われても仕方ない。なのに、大河は、疑われたのが許せない!と、教室で、人の机をめちゃくちゃにする。
おびえるクラスメート達。
きっと、大河からめちゃくちゃにされた机や私物は、被害者達が自力で片付けたのだろう…
しかし、また、後日もずっと大河は竜児とベタベタし続ける。
★『暴力を使って、周囲を脅し、周囲を怯えさせ。
自分のやりたいように振る舞い、周囲を支配するヒロイン』
こんなヒロインがずっと幅をきかせているアニメを見て、どう感動すればいいのか?さっぱりわからない。
●このアニメで、実乃梨は『矛盾女王』
・たまにちょくちょく出てきて暴走する頭がおかしい女「実乃梨」
実乃梨は序盤の頃には、すでに、竜児に「大河のことは任せた!」と言っていた。
さらに、部活やバイトで忙しく、ほとんど、大河のことは、竜児に丸投げ状態だった。
しかし、たまに出てきて、大河のことで興奮したり、竜児をひっぱたいたりする。
・全然、大河のマンションや竜児のアパートに来ない「実乃梨」
実乃梨は、「大河は大親友!」と口だけは言うが、作品中で、実乃梨は、大河のマンションに1回しか来ない。
その理由として、実乃梨は、「大河のお父さんの件で近寄りにくくなったから」などと言っていたが、
大河のお父さんが大河と関わってない期間まで、全然、大河に会いに来ないというのは無理がありすぎる。
大河が毎日、男の家にご飯を食べに言っているのに、その様子を一度も見に来たこともない「実乃梨」。おかしい。
・前もって大河の父親の問題を竜児に伝えなかった実乃梨は、本当の親友とは言えない
学園祭の時、実乃梨は、また『竜宮レナ化』し(笑)
「大河の父親に会ったくせにあの男に問題があることがわからないの!?」
と、怒り出す。
人に数回会っただけで、その人の心が全部覗ける人間なんているわけがない。
あとで、実乃梨が前以て、大河の父親のことを説明しなかった理由として、「貴方に大河をとられちゃった気がしたんで、嫉妬したから、わざと貴方に伝えなかった」と言っていたが、アニメとはいえ無理がありすぎる言い訳だ。
本当に実乃梨が大河のことを大切に思う『親友』である、というのであれば、「大河のことを竜児くんにとられちゃったって思ってぇ~、嫉妬したからぁ~」などと思わず、すぐに大河の家庭の問題を竜児に伝えるだろう。
・自分で決めるのではなかったの?
実乃梨は、「私の幸せは自分で決めるんだッ!!!」と、大声で大騒ぎしてたのに、竜児に対して、「君は、大河が好きなんだ!!!」と大声で押し付け意見を言いはじめ、無理矢理、竜児に、「おう!」と言わせてしまう。
好きな人は誰かくらい、本人に考えさせたらどうか?
・大河の選択を受け止めると言ってたのに…
大河と竜が駆け落ちするとき、「私は大河の選択を応援する!」と言ってたのに、大河が転校すると知ったら、突然、竜児をひっぱたく実乃梨。
前に言っていたことと矛盾するし、自分は、バイトと部活と体育大進学のことばかりに夢中なのだから、たま~に、親友を名乗ってクビつっこんでくる「実乃梨」は、見ていて非常に不愉快。
こんな糞アニメにどう感動すればいいのか?
●主役の竜児が全然、自己主張をせず、従順過ぎる
竜児は、人から「こうしろ!」と言われると、
なんでも、ハイハイ言って従ってしまうタイプで、まるでデク人形みたい。
全然、魅力がない男主役。
『竜児は大河の父親代理でもあった』というのなら、大河をひっぱたくシーンくらいあっても良かったと思う。
●北村が三人の女にモテた理由がわからない
北村は、「大河」「生徒会長」「クラスメートの木原麻耶」にモテた。
本当にモテモテだった。
だが、この男のどこがいいのか、さっぱりわからない。
《北村の特徴》
突然裸になる。
金髪に髪を染め、ボク~!ボク~!と、いじけまくる。
融通がきかない。
暑苦しいくらい、優等生みたいな話し方をする。
●殴られた生徒会長が報われない
大河は北村が大好きだったからこそ、生徒会長に制裁を加えたはずだったのに、その後、あっさり、大河は恋愛対象を竜児に乗り換えてしまう。
本当に生徒会長は報われない人だった。
●グダグダな駆け落ちエピ
・あっさり終わる駆け落ち
これだけ長編のアニメだったのに、山場の駆け落ちは、あっさり終わる上に、内容がくだらない。
皆を集めて「私達は駆け落ちするの!」と宣言し、実乃梨から貯金全部(通帳と印鑑)、亜美から別荘の鍵を受け取る。
しかし、「泰子が家出しちゃったから」、とか言って、大河と竜が向かった先は泰子の実家。
その後、大河と泰子と竜は、あっさり帰宅してきてしまい、駆け落ちは無しに。
帰宅したら、大河と竜児は、すぐに、実乃梨や亜美に連絡をとり、お金(通帳と印鑑)や鍵を返して謝るのかと思えば、
全然、そういうことをせず、台所でのんきにカツをジュウジュウ揚げる竜児。
マジで糞アニメ。このアニメ、どこを感動すればいいのか?
●キャラブレ激しい
・大河は暴れたと思ったら、自己分析しだして、しっとり語りだしたりで、キャラが安定しない。
・「みのり」は、ほとんど、【ひぐらしのなく頃に】の竜宮レナみたいだった。二重人格。怖い。
●血が通ったまともな人間がほとんどこのアニメに出てこない
唯一、物語の後半、まともな人間に見えたのは亜美ちゃんのみ。
それ以外の「実乃梨」「大河」「北村」って、まるで『血が通ったまともな人間じゃない』みたいな人達だった。
●女の子達が『男のガチ喧嘩』みたいな殴り合いをする。
女が「たのもう!」と木刀を持って乗り込み、殴り合い。
スキー場では、女同士で、「グー」の拳で殴り合い。
殴り合ってる最中のみ、表情、殴り方、立ち振る舞いが突然、『男そのもの』になる、「とらドラ!」女子たち(笑)
私は女子中、女子高を出ているのだが、在学中に、3回ほど、キャットファイトを見たのだが、女子同士の喧嘩は、「とらドラ!」のあのシーンのように、「グー」で殴り合いにはならない。
女子の場合、ひっぱたく、髪の毛のひっぱりあいになる。
ああいう殴り合いを、男子高校生同士がやるなら、「リアル」って感じがするし、まだ理解できる。
●ギャグが笑えない
・大河が言ってた「ババさんは百文のキック…」どうたらとか、全然面白くない。
・たまに北村が裸になるが、面白くない。
・別荘に行く前に、EXILEの踊り?みたいなのをしていたシーンがあったが、全然面白くなかった。
というか、笑えるシーンがほとんどなかった。{/netabare}