zu さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
いらしゃいませ「クィーン・デキム」へようこそ
今期の「デス・パレード」前作にあたるマッドハウス制作の「アニメミライ2013」の1作として公開された作品です。
デス・パレードの1.2話を観て面白かったので、この作品を視聴しました。
人は死後、{天国か地獄}に行く事が決まっているが、同時刻に亡くなった方のみ(老人と若者だった)が、バー「クィーン・デキム」に連れてこられて、そこで命を懸けてビリヤードの勝負ををさせ人の内面を見極めて、二人の行き先を決めているのが、主人公のバーテンダーで裁定者の「デキム」の話という感じの話です。
ゲームが終わりに近ずくと生きていた頃の記憶が思い出されていき、人の心理描写が上手く表現されていたと思う。
また、結末はリドル・ストーリー的に考察の余地を与えるものとなっているのも、見る人によって感じ方が違うように感じる作品でした。
(リドル・ストーリーとは、物語の形式の1つで、物語中に示された謎に明確な答えを与えないまま終了することを主題としたストーリーの事です。)
ゲーム終了後に老人がデキムに話しかけたのと、エレベーターに乗った時の二人の表情の差にこの後がどうなったのかなぁ?と考えさせられたのが印象的でした。