chariot さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
変態観察日記。
1話15分のショートアニメ、全13話。
下ネタ全開のギャグアニメ・・・だけど意外と真面目な所も。
舞台は大学の「変態生理ゼミナール」
特殊な趣向を持つ人たち(いわゆる変態)が特殊な趣向を持つ教授(変態マスター)の課題にレポートを提出する為に色々な実験をしたり、ゼミの仲間で遊んだりする変態の日常系作品。
とりあえず変態を極めているので気軽に観ると結構なダメージを喰らう可能性があります。
エロにとどまらず下品なネタ(排泄系)も多いので視聴にはある程度の覚悟をもって臨んでください。
ただ気持ち悪い趣味のネタかと思うと意外と心理の分析など面白いと思わせる面もあり、なかなか良く出来ていると思います。
過度な表現もありますが映像的には規制部隊として各方面で活躍される光や影や湯気、モザイクなどはほとんど使用されず(一部にはある)、直接写さずに画の差し替えや人物の表情などで表現しています。
また特殊な趣向の専門用語、またはNGになりうる単語の言い変えも多々出てきますので、アブノーマルにまったく知識にない方には何を言っているのかさっぱりわからない事もあるかもしれません。
良い子のみんなはたとえわからなくても、くれぐれもお父さんお母さんには聞いちゃダメだよ!約束だ!
好きな話は7話と12話。
{netabare}7話「特定の人間関係に向ける依存性と信頼性の関係に関する考察」
タイトルはどれもこんな感じでレポート風ですが、これは共依存の話です。
田口と蒔子について、アンバランスでバランスの取れた微妙で絶妙な関係を解説しています。
変態要素は外さずにちょっと困った二人の関係が切なくさえ思える1話です。
12話「特定された人物からの愛情表現への対処行動に関する考察」
こちらはAパートが好きでした。
絵を観ずに想像してみる為にわざわざわざとらしい会話をする系の話。
コムギ(cv:石田彰)が松隆(cv:花澤香菜)の耳かきをするだけなんですが言葉のチョイスがあざとすぎる(笑)
ちなみにBパートはコムギが田口に迫る話ですが・・・いきなりBL展開か!?というネタ話でした。 {/netabare}
多分受け付けない方がほとんどだと思いますが序盤の方が内容はきつい気がしたので中盤以降は普通に観られるかもしれません。
・・・慣れただけかもしれませんが・・・
キャラは変態性がこれ以上ないぐらいに突き抜けていたので5.0、声優はよくオファー受けたなあと思った花澤さんに4.0(まさかオーディションじゃないよな?)
石田彰氏を始め、その他の方もキモさウザさがお見事でした。
アブノーマルな趣味をお持ちの方、または興味ある方、怖い物見たさで好奇心旺盛な方は観てみてもいいかもしれません。