蒼い✨️ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
日常の中の幸せ。
アニメーション制作:SILVER LINK.
2013年10月 - 12月に放映された全12話+OVAのTVアニメ。
原作は『月刊コミックアライブ』にて連載中の漫画。原作者は、あっと。監督は川面真也。
【あらすじ/概要】
多くの人にとっては自動車や電車の窓越しから眺めるだけの通り道にすぎない日本の風景。
民家がまばらで、道を征けども征けどもお店が殆ど無い日本中のどこにでもある田舎に住む、
小・中学生の少女たちのなんの事件性もない日常を淡々と描写しただけのコメディアニメです。
学年がバラバラの4人が同じ教室にいる旭丘分校に、東京から女の子が転校して来て物語が始まります。
主な登場人物
宮内れんげ(小1) … 挨拶は『にゃんぱすー。』不思議な感性を持った幼女です。
子供には子供の世界があって、大事に見守ってあげたいなと思える子でした。
一条蛍 (小5) … 身体の大きな都会っ子。子供なのに女子力が高いですね。
こまちゃんへの愛情がパブロフの犬みたいで微笑ましいです。
越谷夏海 (中1) … いたずら好きのトラブルメーカー。
でも、お母さんには頭が上がらなかったり可愛い所が結構あります。
越谷小鞠 (中2) … ハイ○ースが似合う小学生に見えますがこれでも中2。
いつも、いっぱいいっぱいでドジっ子可愛いです。
夏海・小鞠には中3のお兄ちゃんがいたり、他にも登場人物はいますがここでは割愛します。
【感想】
尺は長いし、リコーダーとピアノの音色で1話目から眠気を催してくるし、
微妙なアニメなんじゃないかと最初は疑っていました。
私にとっての田舎のイメージは虫だらけだし、泥だらけになりそうで…なにも無くてつまんない。
でも、この作品に出てくる子どもたちはとても楽しそうに暮らしていました。
ともに時間を過ごせる仲の良い友達が近くに住んでるだけで見える風景も違った彩りなんだなと思いました。
風と水のせせらぎ、鳥や虫の声に耳を傾ける心…そういうものを大切にしていきたいと思わせる演出になっています。
日常といえば…越谷姉妹がお母さんに叱られたり、そういうのを見るだけでニヤニヤしてしまいます。
全体的には観ていてどことなくホッと安心するそういう作りになってますね。
私のお気に入りは、
第02話 「駄菓子屋に行った」
{netabare}めかしこんだ蛍ちゃんが凄く可愛くて、こまちゃんの反応もこれまた良かったです。
こまちゃんもいつかは素敵なお姉さんになれるといいね。{/netabare}
第04話 「夏休みがはじまった」
{netabare}この回で、れんげちゃん(小1)がガチ泣きしてしまいます。
人が少ない村で学校も小中合わせて5人しかいなくて、
れんげちゃんと仲良くしてくれるけど、
周りは年の離れたお姉さんばかり。
夏休みに出来た、多分初めての同じ年齢の友達、
大好きになったほのかちゃんがいなくなったことで
そのショックは子供心をすごく傷つけたんだろうなって。
観てた私まで泣きたくなりましたw
また来年一緒に遊べるといいね。{/netabare}
第10話 「初日の出を見た」
{netabare}回想で、ハイハイしてた幼児のれんげちゃんが可愛い。
ぶっきらぼうな駄菓子屋のお姉さんの優しさが嬉しかったです。{/netabare}
このアニメは派手さとか全くないですけど地味によく描けていた話が多かったと思います。
文化祭エピとか個人的にはいまいちでしたし、全部が全部面白かったわけではないですが、
2期『りぴーと』も始まったら観てみたいな、そう思いました。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。