「夜桜四重奏(14) OAD付限定版(OAD)」

総合得点
61.3
感想・評価
31
棚に入れた
113
ランキング
5472
★★★★☆ 3.6 (31)
物語
3.6
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.8

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第三の刺客

 原作は未読。
 ここではOADの14、15、16と別々に別れていますが、「ツキニナク」というくくりで
まとめて書いちゃいます。

 内容的にはテレビシリーズの続編で、妖怪ハンターの六角との戦いを描いたもの。
 まず印象的だったのは桜新町の警察の活躍ぶり。
 以前から、桜新町に害をなす存在に対応するのは町長である槍桜 ヒメと、比泉 秋名を
始めとする「比泉生活相談事務所」の面々ばかりで、本来その地域の治安維持にあたるべき
警察は何しているのだろう?と思っていたが、本作で「そういうことか」と判った次第。
 署長の松平 撫子や、捜査第14番課の面々など、普段はのんびりと仕事をしているような
メンツが、事あれば一変するところはなかなかカッコいい。

 また「ホシノウミ」で東 鈴に焦点が当てられたように、本作では観月 獅堂、館林 水奈、
館林 火奈がピックアップされているが、鈴と同じくテレビシリーズではただチョロチョロと
いるだけの感が強かったキャラ達だけに、こういった脇役のバックボーンを描いてくれるのは
嬉しい。

 こうした脇役陣を中心にするためか、本来中心にいるべきヒメや秋名達を温泉旅行に
行かせたのは展開としては割と上手いやり方かなと。
 これで心置きなく警察を始めとする脇役陣は活躍できるし、更にバトル展開は桜新町に残った
側、日常展開は温泉旅行に行った側とうまいこと棲み分けもできている。

 本作の敵である六角は妖怪ハンター第三の刺客といったところで、これまでの狂巻 ざくろ、
ヴィクトル・りら・フランケンシュタイン同様になかなか手強い相手。
 最初から妖怪ハンター全員で攻めれば?と思ったりもするが、比泉 円神とは利害が一致する
だけで、ざくろは鈴、りらはヴィクトル・じゅり・フランケンシュタイン、六角は水奈と
火奈と、それぞれ主目的が違うゆえに一致団結とはいかないのだろう。
 これまでの敵が以後は心強い味方になるのはバトルものの王道展開といったところで、
本作でもりらが大活躍といったところ。いずれ六角も警察犬として桜新町のために活躍して
くれるのかな。
 妖怪ハンターはまだ二人残っているようだが、その辺のくだりもいずれ映像化して欲しいな。

 バトル展開自体はヒメ達がいなくても個々の協力による連携プレーは相変わらずで、この辺は
このシリーズの持ち味なんだろうなあ。

投稿 : 2015/01/25
閲覧 : 287
サンキュー:

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