oneandonly さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
映像に凄味がある作品
世界観:6
ストーリー:4
リアリティ:6
キャラクター:2
情感:4
合計:22
日本よりも海外で大ヒットした伝説的な作品。ストーリーを愉しむなら原作のほうがおすすめのようでしたが、海外でヒットしたのはアニメ(映画版)だし、短時間で済むと思って視聴しました。
舞台は2019年の東京。いや、ネオ東京。既に第三次世界大戦が起こった後で、昔の街は旧市街地となっています。面白いのは2020年に東京オリンピックが行われることになっている設定で、これは本当にそうなったのでちょっと話題になっていましたよね。
主人公の島鉄男は、暴走族のメンバーで、旧市街地へ続くハイウェイを走っていたところタカシという白髪の少年超能力者にぶつかって、自身も超能力に目覚めていく感じです。
{netabare}感じですと書いた点、ストーリーが一見では理解できませんでした。核爆弾を想起させる、人間がコントロールするには危険すぎるパワーをどのように制御していくかというのがテーマかなとも思いますが、ストーリーはよくわからなくても最後まで楽しめてしまいました。
映画版は昔の作品にしては映像がリアルな感じで、所々、記憶に残る衝撃的なシーンがあり、この作品が評価されている所以は理解できます(ただし、グロな表現も多々あるので、そういうのに抵抗がある方は厳しいかもしれません)。バイクのテールライトが滑らかな美しいシーンもあれば、最後のあたりのような気持ちの悪いシーンも。あと、超能力者の少年少女の見た目と声のインパクトが凄い…。
自分的に面白くなかったのは人間の心理描写があまりなかったことと、なぜ金田がケイを助けたのかと思うほど、ケイに全く魅力を感じないこと。{/netabare}
外国人とアニメ話をする機会がありそうな方は、教養として見ておいても良いかもしれません。
(2015初旬視聴、2017.1、2017.6、2019.1調整)