minisaku さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
結構好きなんだけど、思ってたより評価の低いw
明治維新以降の世界を舞台に、絶対脱獄不可能な監獄「獄門処」、護送の最終段階となる
橋渡しを担当する「曇神社」の曇の三兄弟を主軸とした物語。全12話です。
正直、女性向けの作品なのかなって前評判では思っていたのですが、ストーリー構成が
すごく自分好みだった事もあり、1クールものとしては普通に楽しめましたw
ストーリーの軸としては、世界を滅ぼす力を持つオロチの復活に纏わる話なのですが、
3兄弟を主軸に進んでいく物語はなかなか面白かったです。
{netabare}
天火が死ぬのは予想できたけど、死ななかったってのは予想できなかった。
兄が死んでその中でどう動いていくかなど、見所もあった中で
やっぱし天火が生きてたってのはすごく嬉しい。
天火の死亡フラグは序盤から出てましたが、序盤でなく中盤で死んじゃうとか
その後の兄妹の描写とか良かったと思います。
{/netabare}
キャラクターとしては、主人公の一人の天火のキャラが良く、この作品の『曇天に笑う』
というタイトルの象徴的な人物だったと思います。
あと、敵ではありますが、個人的には嘉神直人のキャラが結構お気に入りでした!!
というか、長州弁が好きだったり声優さんの力が大きいのかもですがw
ただ、内容に惹かれる部分が多かっただけに、もうちょっと細かく掘り下げながら描いて
くれてたらな~とも思いました。
{netabare}
犲たちについては、完全に個性を出せてませんでしたし サブというよりモブでしたねw
{/netabare}
物語は綺麗に纏めてはありますし、なかなか楽しめたのですが尺がもう少しあればなって
少しだけ残念にも思った作品でした。