oneandonly さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
少女漫画らしいファンタジー
世界観:5
ストーリー:5
リアリティ:6
キャラクター:5
情感:6
合計:27
<第4話までの感想になります。>
日常の恋愛や青春を描いた作品で、特段変わった設定(世界観)はありません。
主人公(黒沼爽子)と爽やか好青年(風早翔太)とが序盤から両想いのようになっていて、クラスメートとも徐々に打ち解けていくストーリー展開です。
爽子の性格がピュアで、風早君も人気者の割に恋愛にはシャイな面が出ていて恋愛面は甘々な感じでした^^;
作画や音楽も、優しげな雰囲気が出ていて良いと思います。
ただ、自分はあまり合わなかったかな~。
{netabare}学生時代の経験からして、爽子のような暗そうなタイプで、クラスから浮いていた(「貞子」と呼ばれていじめられているような)人は、例外なく、外見や表現能力にも問題があった人で、爽子のようにかわいくて思い切れば表現できる子は、そうはなっていないんですよね。子供は子供なりに、そういう嗅覚には敏感なものです。
内気を克服するのであれば、例えば、長い髪が陰気であれば先に短く切ってしまったり、思い切って自分の言いたいことを言うまでの過程がほしいです。ましてや、その逆境の中でも天然な程に性格が良いという。
風早君も理想像的に格好のよい、いい人で、爽子との接近も速すぎで違和感があって、少女漫画ファンタジーだなと思ってしまいました。
今後も思いが伝わらない等でやきもきし、感動できるシーンもあるようですが、自分の中での傑作にはならないと思いましたので切り上げました。{/netabare}
一番売れている少女漫画が原作ですので、序盤で自分に合うと思う方は楽しめると思います。
<2019.1.27追記>
以下のサイトの批評レビュー(少女漫画の究極の目的は、「主人公がその中心に居座る、主人公にとっての都合のいい世界でありながら、誰にも悪く思われず、誰にも攻撃されず、誰にも罪悪感を抱くことのない世界」を作ること)を読みまして、自分が毒気がないと言ってきた部分に共通していて納得ができましたので、参考まで記録しておきます。まどマギは男の美学らしいですが、それもわかる気はします。
https://www.saiusaruzzz.com/entry/2016/09/17/070000