退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【 ギルティクラウン 】
俺は、有罪なのか?俺が観ていたのは、
この作品なのか、それとも、誰かの想いか。。
ボイド、形のないままにアニメを観るのが本来の理想かもしれない。
しかし、理想ってなんだ。理想通りのレールって何処にあるんだよ。。
だからきっと、有罪でも主観的にアニメを楽しめたら
それで良いのかもしれない。
このアニメの中で終始出て来るボイドという単語は、
俺の業界の人間なら誰でも知って単語だ。
コンピュータのプログラムの中では、int、long、stringなど
型という概念が存在しているが、voidは型が無い事を意味する。
故に、逆説的に考えると、ボイドは何にでも形を変えると考えられるので、
個々人によって、ボイドゲノムの形が違うという、
このアニメの発想は、なかなか面白い。
そしてエンディングが、かなり綺麗なエンディングだったように
感覚的には感じるのだが、冷静に考えると、実は集といのりにとっては、
お世辞にもハッピーエンドという終わり方ではない。
流石、あにこれでランキング50番以内に入っている作品だよ。
しかし、俺としては、この作品の恋愛要素の見どころとしては、
集といのりの関係よりも、集と祭(はれ)の関係の方が、
遥かにウェイトが高い。第15話で、祭が死んだ瞬間に
集が絶望の叫び声を上げる。。
俺は、このシーンこそが、このアニメの中で最も真実に近い
別れのシーンを表現していると感じた。
それは、集といのりのエンディングよりも何倍も完成度が高い。
人は当たり前に存在するモノを失った時の方が、激しく傷付く。
例えば7年半付き合った彼女と日々別れるかもしれないと
考えながら過ごすだろうか。
しかし、1,2年ぐらいなら、そういう事を時々考えたりもする。
最近、ネットでも同じなのかなぁ。。と感じる事が多い。
別にネット彼女って訳ではないんだけど、ごく普通に、
おはよー!とか、お疲れー!とか、おやすみー!って、
話す友達が、結構大切だったりするのかなぁ。。と、思う。
それから、このアニメ。俺は、主人公の集よりも、
俄然、涯(がい)の方が好きだなぁ。。
結構、2番ってポジションに弱いんだよねぇ~♪ ww
第2話で涯(がい)がいのりに失望したというけど、
真相心理にある感情は、純粋な嫉妬だと思う。
このアニメの中で、ボイドゲノムは心そのものの象徴なので、
ボイドゲノムに触れるという事は、その女性の心に
触れるという事を表現していると俺は感じた。
ボイドゲノムに触れるという行為は、上品な表現なのに、
何処と無く甘美な印象さえ与える。
いのりの後ろめたそうな表情から見ても、見事な三角関係だ!
まぁ、メインヒロインを愚弄する訳ではないんだけど、
いのりのような女の子は、リアルでは注意した方が良い。
涯(がい)は、自分に居場所をくれたから好き!みたいな、
アンドゥ、集は男の子として好き!みたいな、
皆、好き!みたいなタイプを好きになると、とんでもない事になる。ww
しかし、実際、こんだけカワWii~子が居たら、そういう俺も、
お約束通り騙されるんだろうけどね。。爆( 自分がダメじゃん! )
最後にこの作品、音楽が良かったばい。。
このアニメのエンディングを聴いたとき、
あの子にフラれたとか、俺はモテないとか、
やっぱり男は、ふ抜けている場合ではない!!と強く感じた。
ぶっちゃけ、、、
「あの子の為に、俺が行かなくて誰が行くよ!女は皆待っている。」
ぐらいが、丁度いいかも。☆★☆彡
と思った。( 10回に9回は勘違いだが。。ぐはっ。。ww )