しゅんこう さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
戦闘場面の作画が緻密で目にやさしいアニメ
ストーリーの中身はそれほどありません。
妖怪系と戦う異能バトルものです。全12話で見やすいです。
京アニの作画が好きな人にお勧め。
丁寧な背景、人物の作りこまれた作画表現にうっとり目を奪われながら楽しめます。
{netabare} これまで激しい戦闘シーンのあるアニメで私は
しばしばコマとびのようなもの(動きがぶつ切りに見えて不連続だったり、目がチカチカする体験)を感じていました。
視聴時の状態や同じ環境ではないときに見たアニメもありますが、少なくとも2年前からは家の環境は変わっていません。
そんな中でこのアニメだけは激しい戦闘があるにもかかわらず、ほとんどコマとびを感じないで見ることができました。初めてのことです。作画に最高点をつけている理由です。
私が初めてそれを感じたのは映画館でのことです。
今でも覚えていますが「スチームボーイ」公開のときに強くそれを体験し、気持ちが悪くなって途中で見るのを中止しました。
当時としては画期的にCGを取り入れていた作品でそれを楽しみにしていたのですが、本当に残念でした。(作品はあとで自宅で視聴しました。映画館ほどちらつきはなかったです。)
それ以降、映画館で他の洋画や大作映画などみても激しい動きにちらつきのようなものを感じることが多くなり、映画館へ足を運ぶのを止めました。
特に3D対応の映画や激しい動きのあるアクション場面でそれを体験することが多くなりました。CGが映画やアニメに使われるようになり始めた時代のことです。
今ではかなりCGの技術もあがり多少慣れましたが、それでも目がついていけないアニメの場面がたまにあります。
そういう意味でこのアニメは本当に作画がすごいと思います。
人の手によって何度も何度も丁寧に、人間の脳にもきちんと捉えられるように作りこまれています。
背景の小物も色鮮やかで細かいところにもこだわって描かれているところが大好きです。
かわいい女の子たちも目に優しいです。メガネにこだわる姿勢も最後まで貫かれています。洋服や着物もみんな素敵でした。
~ {/netabare}