じょー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
不思議な感覚
ジブリや大林信彦の映画を連想させる雰囲気、ほのぼのとしたストーリー、尾道の風景の描写やそこに生きる少女たちの表情もすばらしいです。基本的には日常系なのですが、それでいて中学生が突然神様になるという、割と突拍子もない設定が面白いです。肩肘をはらずに楽しめる作品でした。
主人公の一橋ゆりえ様にはMAKOさんがあたりますが、この声が何とも言えずかわいらしく、某作品での影響もあってか、ちょっとエロティシズムを感じてしまいます。中学生の恋愛が描かれますが、微笑ましいという表現が一番しっくりきます。
神の存在が複数いて、しかもそこら辺にいる事。たとえばそれが一人の少女でも、結局それを受け入れてしまうという意味で、日本文化を象徴している話だと思います。どちらかというと海外の方に見てもらうと、日本とはこういう(八島様が鐘をつきロックするような)宗教観で、神は絶対ではなく、日常にあるもの。他の宗教とも競合するものではないという感覚を理解してもらうのに、いいアニメだと思います。意識的かどうかは分かりませんが、作品のゆるやかなテンポや感覚に比較し、メッセージは「千と千尋」並に意外と深いかなと。
それにしても、みこちゃんは可愛いですっwww
CLANNADとは、全く違う意味で、まさに”神アニメ”です。