ローズ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
料理は愛情!
一人暮らしをしている受験生の町子リョウ(まちこ りょう)。
叔母である明の頼みによって、リョウと同じ美術系学校志望のために土・日曜日に塾へ行く森野きりん(もりの きりん)を週末に泊めるようになった。
同じ予備校に通っている椎名(しいな)も含めて食事を中心とした作品。
何といっても本作品の見所は美味しそうに食べる表情でしょう。
人間には五感がありますが、アニメを見ているだけでは肝心な味覚を使う事ができません。
そのために聊か過剰な表現になりますが、食べ物の質感や食べる人の顔などによって美味しさを表現しなければなりません。
話数が進むにつれて表現方法に慣れてしまい、だんだんと美味しい食べ物だと認識できなくなる視聴者の方々もいるでしょう。
美味しさを表現し相手に伝える事が難しいと分かります。
同じ予備校に通っている椎名ですが大金持ちの家に住んでいる設定。
お昼にリョウの卵焼きを貰っているそうですが、お手伝いの露子さんがいたら豪勢なお弁当ができると思うのは自分だけでしょうか。
下の名前も明らかにされていないミステリーな部分もあります。
しかし、だんだんと仲良くなっていくにつれて名前なんてどうでもいい事に。
リョウ・きりんの次に食べ物の美味しさを表現する人の一員となります。
水難には気をつけたほうがいいと思いますが^^;
食卓を囲む事の重要性も本作品では説いています。
1人だけの食事は気楽ではありますが、とても寂しい事です。
やはり家族などで食卓を囲み大勢で食べるほうが同じ料理でも美味しく感じられます。
最近は核家族が進み孤食する人が増えていますが、やはり賑やかなほうが楽しく食事ができますね。
本作品を夜中に視聴するとお腹が空いてくるので注意が必要。
夜食を食べ過ぎると次の日の朝が辛くなりますから^^;
美味しく食べる表情にエロスを感じる人も多いと思います。
飯テロであり飯エロでもある本作品を見る時は、食前に視聴して食欲の欲求を激しくさせるのがいいでしょう。
食事を当たり前に食べられる事に感謝。
料理のありがたさを教えてくれる内容の作品でした。