しゅんこう さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
たまに見返したくなる不思議なアニメ
原作5巻まで既読。
最初はアニメから入りました。別に熱狂的に好きなわけではありませんが、たまに見たくなるキャラがいて、気がつけば3周くらい見てます。
特徴は魔術と科学サイドの2つの視点からの異能を論理的に扱った作品。
たくさんの登場キャラと、さまざまな異能のバトル、たまにコメディが魅力の作品です。
異能バトルの中でもこの作品ほど魔術と超能力を論理的・体系的に説明しようとしているものはあまりないと思われます。
話が長いので、初めての人はじっくり構えて見るか、好きなキャラに出会えないと完走は難しいかもしれません。
{netabare}
論理的、体系的に異能を説明する場面が多く、初めての人には好みが分かれるところ。ヒロインたちも個性的なので普通のラブコメの絡み方はせず、独特な行動が多いです。
特に主人公の決め台詞が長く、たまにイラッっとくるかもしれません。独特の台詞回しが多いアニメです。魅力を感じるキャラもたくさん出てくるのである程度は我慢が必要かも。
物語の内容
第1期は主人公とヒロインの出会いから始まり、途中でキャラの視点を変えながら進んでいくスタイルです。(たぶん主人公が2人以上いるのかな?)科学と魔術の2つのサイドの争いが大まかな流れとして描かれていますが、まだ明らかにされていない部分が多いため、どちらかというと登場キャラや世界観を楽しむ感じです。いってしまえば話がなかなか進まないタイプです。各キャラの物語がつながりながら、しだいに明らかになっていく感じです。完結ものではありません。
バトルシーンは能力の仕組みもなんとなく見てわかるように描かれています。いろいろな能力や魔術が出てくるのでそれが魅力です。
科学の狂気の部分や魔術の怖い部分も描かれています。
コメディパートもあり、ほっとする場面もバランスよく配分されていると思います。自分は面倒見のいいコモエ先生が豪華焼肉セットをご馳走するシーンが好きでした。
欠点は
説明や会話で難しい専門的な用語が使われる。
よくも悪くもキャラの個性が強くて好みが分かれる。
物語の中身が進まない。
主人公が素手だけどいいの?
でも珍しいタイプのアニメなので一度は見てみることをお勧めします。
{/netabare}