かみな~☆ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
哲学
構成が秀逸。人類補完計画という設定を考えた方は哲学者なんですかね?ただ哲学をかじりすぎて理解してくれる層が少なすぎるのが惜しい。もうちょっと簡単な話でもよかったんじゃないかな・・いやアニメ版がもう複雑でした。
個人的にかなり楽しめたのでこの評価で。
話は変わりますが、劇中の設定や哲学についてです。
最後のシーンでアスカが「気持ち悪い」と言っていましたが、大半の人は勘違いをしてるとオモウンデス。
地上の人間すべての個体という概念を消失すると、LCL状態になり補完されます。(これが人類補完計画)
個体という概念がなくなるということは、つまり地上の人間すべてが一括りに融合されるわけです。綾波レイが碇シンジの上に座り騎乗位してるシーンがありましたよね?あのシーンを見ての通り融合とはまさにそんな感じです。もれなく当方も補完されたいです。
しかし碇シンジはアスカは個別でいてくれ~と願ったから最後のあのシーンの状況になるわけです。シンジとアスカだけが個別化し固体化してますよね。地上の人間すべてが融合し、くっついてる状態をアスカは見ていた(補完中はそんな”見る”という概念や行為さえ消失しますが)ので「気持ち悪い」と発言するに至ったんです。
要は嫉妬です。
そうなるとあら不思議、アスカがデレて終わるという萌えロボット映画になりました。
結論→アスカ可愛い