animeneko さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ヤッターマンの後日談みたいな?
(総評)
元のコンセプト、正義と悪の逆転劇。ヤッターマンとドロンボー一味の正邪が入れ替わるという物語のベースはおもしろそうとは思ったものの、肝心の物語の中身についてあんまり考えてなかったみたいで、ストーリーはスカスカだったな。
途中で出てきた過去のタツノコアニメのオマージュの数々は懐かしい、とか言って見てた人もいたかも。ヤッターマンメカとか、キャシャーンとか、つぶやきアナンサーとかかな。でも思いつきで出した感があった。
基本設定がムチャクチャシリアスなのに、ギャグ回を挟んできたりしていたが、うまく全体の雰囲気と噛み合ってないな。
ラスト、ラスボスドクロベエとの対決にいたるところも無理にシリアスにしたわりにはあんまりおもしろくなったとはいいがたいか。この程度の設定なら初回からオープンでも別に問題ないじゃないか。
これだったら、最初から最後までコメディタッチでヤッターマン風にやっていったほうが楽しかったと思うんだが、まあしかたないね。
主題歌だけは好きなのでココで加点
(以下過去感想)
全12話。
タツノコプロの名作、ヤッターマン。タイムボカンシリーズの名作だけど、子どもから大人まで楽しく見れるギャグアニメだった。これはその後日談というかアフターストーリーだけどまったく違う雰囲気。設定はある程度引き継いでいるけど、シリアスだし、なんか不幸な状況みたい。
大人気だったドロンボー一味がこんどは主人公になって活躍するんだね。ヤッターマンは悪役なのかな。
ヤッターマンとドロンボー一味の戦いが終わって、ヤッターマンはヤッターキングダムを作って人々は幸せに暮らしている設定??でもないのか。
このアニメの冒頭で、ドクロベエの「おしおきダッペ!」の声で世界中に攻撃、世界がメチャクチャになったみたいな描写があるから、人々の生活は良い状態ではなさそう。
1話と2話を視聴。
新ドロンジョ、レパードは、なんとまだ9才の幼女だ。これは幼女好きを引きつける狙いかwお母さんに愛されて育ち、まっすぐな性格で悪党一味のリーダー向きのキャラではない。
新ボヤッキー、ヴォルトカッツェ と新トンズラー、エレパントゥス は一応、前作とビジュアルは似ているけど、あんまりはっちゃけた性格ではないみたい。
第二話の冒頭で、いきなりお母さんの授乳シーンとそれに見とれるボヤッキーとトンズラーw。なんなんだ、このアニメ。レパードを天使、天使と持ち上げるね。
鳥が飛ぶシーンがよく出てきたが、これって赤ちゃんを運んでくるコウノトリの暗喩なのかな?視聴者にはよくわからんかったんじゃなかろうか?
二話ラストに、目の見えない女の子が出てきて、「ガんちゃん」とかいうから、あ、アイちゃん?かなと思ったら、公式サイトをみたら違ってた。
女の子がアルエットで、男の子はガリナなのね。この子たちもきっとヤッターマンの子孫なんだね。
あと、青函トンネルが出てきたw途中の駅名もたしか実在するもの?とするとヤッターキングダムって北海道なのかな?なんか実在の場所が出てくるとファンタジー色が薄れてくるな。
シリアスでちょっと不幸な状況からレパード達が活躍するみたいだけど、どう描いていくのかな。
第三話
{netabare} レナートがアルエットに天使と勘違いされて、泊まってしまうが、ロボットヤッターマン達の追跡によって家を破壊されたものの、爆発芸によって逃げ出し、ヤッターキングダムの首都目指して旅立つ所まで。
アバンパートで、またもレナードのお母さんの育児シーン、これ毎回やるのかな。このアニメ徹底的にレナード押し、の天使押しなのだろうか。
ボヤッキーとトンズラーのハダカシーンはいらないヌードシーンだったな。レナードとハダカでおしくらまんじゅうをさせたいがためのヌードだったのか。アリエットとレナードの入浴シーンがあったのでいいとするか。
ガリナとアリエットの親もヤッターマンに殺されてしまったのだな。シリアス展開はそのまま。しかし、ヤッターマンと戦うメカはどっから出したんだ?あんまり唐突だったので不思議だった。
せめてメカを作っているシーンをワンカットでもいいから入れておいてくれないとせっかくのシリアス展開が台無しというかギャグの雰囲気に戻ってしまうので気をつけたい所だなあ。新しいドロンボー衣装に着替えるシーンも必要だったと思う。
でも最後はヤッターマンらしい爆発と自転車での逃走シーンになったのはよかったかもしれない。ガリナとアリエットも同行することになったけどどうなるのかな。ヤッターギングダムは北海道で、首都は宗谷岬みたいだね。つまり聖地は北海道か。最近は、北海道が舞台のアニメ多いかも。
{/netabare}
第四話
{netabare} ドロンボー一味とガリナとアリエットで旅をして出会った夫婦に優しくされる一行。しかし、ヤッターマンは容赦なく強制拉致して強制労働35年を庶民に押し付けるのだった。
自らが助かりたいために、ドロンジョ達を裏切っちゃう夫婦。
しようがないから旅を続ける一行。
なんか、悲しいお話だなあ。
最後は、メカ対決となったけど、例によってどっから出したんだかわからんメカだな。
外側の流れだけは、昔のヤッターマンなんだが、お話は暗い流れ。うーん。
つまりディストピアとかアンチユートピアの月並みな展開で意外性がない。
悲しいお話にするにしても、もう少し救いがある展開の方がいいだろうね。
メカ設定も少しは説明がないとどっから出てくるんだかわからなくてシラケるんじゃなかろうか
{/netabare}
第五話
{netabare} 監督 吉原達矢
シリーズ構成 ふでやすかずゆき
五話 脚本 ふでやすかずゆき
五話 絵コンテ 中野英明
五話 演出 徳本善信
記念すべき立ち小便をアニメで何回も放映するというお下品なことをやった回ですね。厳密には軽犯罪法違反だそうですが。。普通、今どきのテレビでこれを放送するって演れないとは思うがやっちゃった。しかもギャグになってない、つまり笑えない場面で。
ストーリーは昔のヤッターマンみたいなノリで、ササヤキレポーターまで出てきたので、これだと普通のヤッターマンじゃない?まあ、このノリで最後までいって明るく終わる方がいいとは思う。
{/netabare}