ピピン林檎 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
熱くて、悲壮で、ドラマチックな、バトル系変身美少女ものだが・・・
最近、バトル系変身美少女アニメとして、
「結城友奈は勇者である」(2014年秋)、
「ビビッドレッド・オペレーション」(2013年冬)
を視聴して、前者にはかなりの感銘を、後者にも一定の満足を感じたので、同ジャンルでそこそこの人気を誇る(?)
「戦姫絶唱シンフォギア」第1期(2012年冬)
を続けて視聴してみました。
※なお、同シリーズはこの後、第2期「戦姫絶唱シンフォギアG」(2013年夏)に続き、本年中に第3期の放送も決定しています。
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戦姫絶唱シンフォギア(第1期) 2012年冬
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【主要キャラ】
変身するのは、{netabare}古代文明の遺産である聖遺物の力(シンフォギア)を特殊な歌唱によって引き出すことが可能な「適合者(=戦姫)」と呼ばれる美少女達(3人)、および、シンフォギアの研究者である美女1人の4人{/netabare}。
ただし、{netabare}第1話で活躍し、後は回想シーンで頻繁に登場することになる先輩美少女が1人いる{/netabare}ので、変身する女性キャラクターは全部で{netabare}5人(高校生4人、美女1人){/netabare}となる。
なお各々の戦姫は、{netabare}シンフォギアの威力を最大限に引き出す「絶唱(=最大ボリュームでの歌唱)」という最期の攻撃の切り札を持つが、絶唱は同時に戦姫自身の肉体を破壊してしまう{/netabare}ので、何回か来るその決断がこの作品に非常にドラマチックで悲壮なシーンをもたらすことになる(本作最大の見せ場)。
【各話タイトル&評価】
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×が付いている話は脚本に疑問を感じた失敗回
{netabare}
EPISODE1 覚醒の鼓 動 ★
EPISODE2 雑音と不協和音と ☆
EPISODE3 夜にすれ違う ★
EPISODE4 落涙 ★★
EPISODE5 なお昏き深淵の底から ★
EPISODE6 兆しの行方は ★★
EPISODE7 撃ちてし止まぬ運命のもとに ☆
EPISODE8 陽だまりに翳りなく ★
EPISODE9 防人の歌 ☆
EPISODE10 繋いだ手だけが紡ぐもの ☆
EPISODE11 月を穿つ ★
EPISODE12 シンフォギア ☆
EPISODE13 流れ星、墜ちて燃えて尽きて、そして― ☆{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)6、×(疑問回)0 ※個人評価 3.5
【総評】
上記の通り、中盤までは{netabare}ヒロイン達の熱血ぶりもあって{/netabare}、そこそこ面白かったのですが、終盤、特に{netabare}ラスボスが明らかになった{/netabare}辺りからは、ストーリーの陳腐さ加減が自分の許容限度を超えてしまった感じで、序盤から低く評価していた作画・演出面と併せて、同ジャンルでは最も低い全体評価にせざるを得ませんでした。
この作品の感想を要約すれば、
《2012年冬の作品なのに、①作画、②ストーリー、③演出、④キャラ設定、⑤世界観、全てが2000年代前半のレベル》
ということに尽きる、と思います。
いや、2000年代前半の作品でも、灼眼のシャナ(1期)、魔法少女リリカルなのは(1期)、ソルティ・レイ...などは明らかにこの作品よりも高品質です。
※同じサテライトで2012年制作の AKB0048 が、①~⑤ともハイ・レベルだったのに、この落差は何なのか?(制作費の差?)
とにかく、久し振りに、視聴するアニメの選択を間違えてしまったかも?と後悔する微妙な気持ちになってしまいました。
この後、第2期「戦姫絶唱シンフォギアG」を引き続き視聴するかどうか、悩ましいところです。