29号 さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
京都弁が嫌いな男は存在するのか…。
原作はよしだもろへ氏の同名漫画。
全10話+OVA1話。
アニメーション制作はプロダクションアイムズ。
私はあまり聞いた事のない会社ですが、「僕は友達が少ない」「デート・アライブ」を手掛けたAICのプロデューサー陣が独立して立ち上げた会社なんですね。
京都市伏見を舞台にしたラブコメ。
誰にでも変身出来る神の力「神通力」を得た主人公いなりと神様であるうか様を中心とした話で、ラブコメに分類されていますが、どちらかと言えば恋愛よりも友情をメインにした物語だと感じました。
関西圏出身の声優さんを多く起用していたようで、すんなり耳に入ってきます。
特筆すべきは作画の良さです。
道の石畳や神社の作りなんが凝ってますし、木々や紅葉などと空との色合いもいいですね。
この作品の最大のポイントは主人公いなりでしょう。
ちょっぴりドジだが頑張り屋で、良く言えば、お人好しで悪く言えばお節介の性格。
考えるよりも先に行動してしまい、その度に自己嫌悪…。
花咲くいろはの「緒花」に通ずるものがあります。
緒花にイライラした方は同様にイライラすると思われます。
個人的に残念な点は、濃いサブキャラ達を全く活かしきれていない点です。
{netabare}
中二病の兄貴
おたく少女
若干の百合展開
ハイパーシスコン
{/netabare}
ただでさえ色々と広げ過ぎた感のストーリーなので、それにプラスして濃いサブキャラも投入したら収拾がつかないくなる恐れがあるので仕方ないと言えば仕方ないけど…残念。
まぁそれでもあんまり期待をしてませんでしたが意外にも面白かったです。
全10話にしては良くまとまっています。最後の方は強引な感じもありましたが…手頃の長さですし、さっくり視聴出来る作品ではあると思います。
京都弁ってやっぱりいいですよね♪
どうでもいいですが、京都弁を嫌いな男は存在するのか?とついつい考えてしまうw