だわさ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 1.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「愛ゆえに 背中で語れ 男なら」 byだわさ
4部作。
漢(おとこ)とはいかなるものか。
愛とはいかなるものか。
そういう話。少年漫画の宝であり、将来的にも廃れることのない漢の魅力あふれる作品。
アニメ作画は少々雑だった気がするが時代相応。アニメのラオウ怖すぎw
こういう今となっては古風なものが、ヒーロー王道として時代の轍を作ってきた。
まあ、北斗神拳は暗殺拳なので当時のヒーローの中ではなかなか変化球だったかもしれない。
しかし暗殺拳だからこそ人気をはくしたのではなかろうか。
「お前はもう死んでいる」
という超有名なセリフも暗殺拳の個性的なかっこよさみたいなものを象徴している。
あたたたたたたたたたたたほぉわっちゃあ!
とか、発声の個性がそうとう強い上に、パンチじゃなくて人差し指やら人差し指と中指の2本やらを突き立てるというのも
面白い。暗殺拳は必殺拳。北斗神拳は無敵だ!
登場キャラのキャラ立ちがすごい。
悪役の全てをただの悪とせず、背中でしか語れない漢達の変えられぬ宿命に泣かされる美しさを持っている。
結局まとめれば、
世界の終わり、人類滅亡の危機で治安崩壊状態においても、
漢は強さ、優しさ、怒り、哀しさ、宿命を知り、愛を説かねばならない。
ということだったと思う。主題歌の「愛をとりもどせ」とはよく言ったものだ。
北斗神拳の究極奥義は愛と哀しみによって成る。
それから、ジャギ様に脱線。
ケンシロウやトキはそれぞれ百烈拳をもっているんだが、ジャギ様は千手殺。
さすがジャギ様、技性能イマイチなのに「百」ではなく「千」と技に名を付けるあたりプライド高いw