29号 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
現時点では名作候補
全12話。
監督は「喰霊-零」「Fate-Zero」「空の境界第1章俯瞰風景」などを手掛けたあおきえい氏。
ストーリーは「まどかマギカ」「PSYCHO-PASS」「翠星のガルガンティア」などの虚淵玄氏。
シリーズ構成は「喰霊-零」「未来日記」などの高山カツヒコ氏。
メカニックデザインは「攻殻機動隊シリーズ」「コードギアスシリーズ」などを手掛けた寺岡賢司氏。
いやぁ凄い方々が集まってます。
今回は全12話ですが、すでに2クールである事が発表されています。
世界観と言うか、雰囲気は革命機ヴァルブレイヴみたいな感じかなぁって思いました。
制作スタッフ面々の名前を見れば、序盤から結構ハードな展開になることは予想がつくと思います。
1話〜3話は虚淵氏が担当されているようですが、やはり最初の掴みが上手いです。
1話でおもしろいと感じた方は残りの11話をすんなり視聴することが出来ると思います。
逆に1話で「ん?」と思った方は視聴しない方がいいでしょう。
{netabare}
ストーリーとしては、地球人と火星人との戦争から15年経った2014年火星の皇女が和平のために地球に降り立つのですが、そこで…。
って内容です。
主人公は名言されてませんが、
火星の皇女アセイラム姫
火星にいる地球人スレイン
地球で軍事訓練を受けている高校生伊奈帆
この3人の立場を主軸に進められています。
中でも界塚伊奈帆は常に冷静沈着でかなりの高スペック少年です。途中で学年トップと言う会話シーンがありますが、そんな次元じゃないです。
一般人?ながらなかなかのチートっぷり。
これは今後の展開で何かしら説明がないと腑に落ちん強さです。
他のキャラクターもトラウマを抱えた兵士など色々な背景を持ってます。
ストーリーはやはり秀逸ですが、見せ方や演出もいいです。
特に最終12話のEDに入る所が気に入ってます。
背景真っ暗でスタッフのテロップだけが流れバックミュージックもなく、吹雪の音だけ。
ラストの余韻をより引き立たせています。
{/netabare}
この12話を一言で例えるならば「壮絶」という言葉がしっくりくると思います。
1クール目はプロローグ的な位置付けでしょうか?
12話のラストの影響で2クール目のハードルがグンと上がったような気がします。
まだ評価するのは早計ですが、個人的には現時点では名作候補だと思います。
願わくば革命機ヴァルブレイヴのように勢いゴリ押しの展開にならない事を祈るばかりです。
まぁ虚淵氏がいらっしゃるので勢いだけで突っ走る事はないでしょうが…。
続編も第1話に期待です。