たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
半分の幸せでも満たせる事。
戎崎裕一は高校2年生、彼は肝炎で病院に入院したのだが、退屈な日々に夜な夜な病室を抜け出しては迷惑をかけると言う男の子であったが、ある日、同じ歳の女の子が入院している事を知り、秋庭里香と話相手にと夏目漱石の本を持ち尋ねるのだが、実際に本を読んでいない事をすぐにばれてしまうが2人は病院の中で次第にお互いを思いやりつつ近づいて行く。だが、彼女は心臓の病気で症状はひどかった。担当医の先生も心臓の事では誰にも負けないほどの医者の力を持っているのだが、少し癖が悪く、煙草、酒、あげくには、裕一に私情の事で八つ当たりしたりもした。彼の奥さんも心臓の病気で無くしていたのだが、その事と2人の間が似ている感じが怖かったのかもしれない。実際には誠実で出世より余命わずかな奥さんを取り、今では名医と言われても、地方の病院にくるようになっていた。
作品の流れだけ紹介しました。作品はとても良いお話です。変な話ですが、ハッピーエンドと言えないハッピーエンド、それがこの作品のタイトルにした半分の幸せでも満たせる事です。この意味は作品を見て貰えれば解かって貰えると思います。お勧め度★3~4です。
うんちく~~~~
作品が病院だけに実際に体験したお話を一つ、私の息子が一歳半頃に肺炎になり、入院する事になり付き添いで私も泊まる事になりました。最初の1日目は他の子供さんと同じように付き添いでとまる親御さんで病室にベットは6個有りましたが、全て埋まっていました。私は子供と一緒に寝てました。そして次の日の朝、となりの子供が退院すると言う事で、親御さんと話を病室でしていました。私は少し疲れもあり窓際で背をかけ、話していると
『ひゅん。どん』と窓の外から聞こえました。なぜか嫌な予感がしたので、窓の下を見るとお年寄り2人が自転車置き場に倒れている。。。
上の階3階以上から飛び降りたのです。慌てて、話していた親御さんに呼び出しボタンを押して下さいと言い、マイクでなんですかと聞かれたので、人が落ちた、下の自転車置き場ですと言うと、そこから誰が落ちたの、と言われ、上の階ですと説明し、すぐに向かった感じでした。そしてその夜。
私はその出来事が頭から離れなかったからでしょうか?『ひゅん。ドン』と何回も聞こえるのです。それが幻聴か、錯覚か確かめる勇気はありませんでしたが、確かに、4~5回は聞こえました。幸い私はタフな方で子供が退院するまで、泊まり込みましたが、その音が聞こえたのは、事故か自殺か判りませんでしたが、その日以外は練れたので、気にはなりましたが、子供と共に、退院しました。(実際の話です)