animeneko さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
百年戦争が舞台の魔女が活躍?
(総評)
最終回は大団円。
大天使ミカエルの前にわざわざ自分から出向いて自分のボーイフレンド、ジョセフを紹介するマリア。
マリアを守ろうとする魔女仲間にジョセフ。ミカエルは裁定を下して、マリアを認めることに。
魔力が無くなって子供が生まれるマリアはあの村にいって暮らすことに。
マリアはジョセフと幸せに暮らしましたとさ。
一度はマリアを異端審問で排除した村に行って暮らすって、衝突もなくできるんかな?とは思ったが、ミカエルの「許す」というご信託が住民に伝わっているから問題ないことになっているのかな?後日談みたいなストーリーをもう少し語った方がまとまりよかった気もした。
マリアと出会って語り合い、修道士ベルナールは壊れちゃったのかな?神は必要ないとか言い出した?これって破門ものだろうけどベルナールどうなっちゃったのか?
後味は良い作品だけど、いまいち盛り上がりにかけるところというか宗教論とかちょっと甘い部分もあるかな。ファンタジーとしてはおもしろいよねー
谷口吾郎監督才能あるな。
でも残念なのが売れ筋じゃないというか、営業的にみるとDVDがたくさん売れるというような作品でもないような気がするな。キャッチーじゃないとでもいうか。そこが残念だな。
ヨーロッパあたりなら売れる作品かもね。
(以下過去感想)
原作は 「もやしもん」の石川雅之のマンガ。全12話。
百年戦争時代に生きる、魔女のお話?
監督 - 谷口悟朗
シリーズ構成・脚本 - 倉田英之
アニメーション制作 - Production I.G
うーん、谷口悟朗はコードギアス、ファンタジスタドールの人。
倉田英之は、最近、妹のようすが、龍ヶ嬢七々々の埋蔵金、東京ESP、グリザイアの果実か。うーん、ちょっと物語構成についてはちょっとあれかな。
設定はおもしろそう。イギリスとフランスで間欠的にではあるけど100年も戦争をやっていた時代、魔女のちからを持つマリアが戦争を止めたりするお話。
中世の時代のエグい話題も、原作が石川雅之だし、当然のように描くよな。
マリアが純潔なんだけど、やっぱり恋愛もしたいよねっという所もココロをくすぐるけど、どれぐらいキャラのおもしろさとか描けるか?けっこう期待はしている。
第二話
{netabare} 戦争を止めるために、マリアは使い魔、サキュバス=淫夢を見せる妖怪?を使う。
サキュバスというと他のアニメ「新妹魔王の契約者」でも出てきたねwいやらしい幻覚を見せる魔術師。
しかし、ホモの宣教師がいたため、女のサキュバスでは対応できないため、男のインキュバスも作り、ホモの対応をさせることに。しかし、マリアは処女で男のアソコがどうなっているか知らないため、アソコが曖昧にw
恥ずかしがるマリアがなんかおっかしいw
チンピラ愚連隊の傭兵たちが村を襲ったのを魔法で防ごうとするマリアを、大天使ミカエルが現れてマリアと止めようとする。ミカエルのいうコトワリはなんかよくあるお説教っぽいが、別にマリアが魔法使えている時点でこの世のコトワリは乱れているようにみえるんだけどねえ。
このアニメ、実際にあった中世の腐敗っぷりをごまかさずに描こうとしててスゴイなw宗教論争とか真正面から描いているがさて、どうなるのかな。
{/netabare}
第三話
{netabare} 大天使ミカエルの怒りを買ったマリア。魔女の力を取り上げられそうになるが、ジョセフの必死の愛の言葉が、神の許しを誘った。
大きな魔力が人前で使えなくなること、処女を失ったら魔女の力を失う制限を付けられた。
そして、監視役としてエゼキアルをミカエルは残したのだった。
しかしマリアはそれぐらいではへこたれてなかった。エゼキアルが振り向いた隙に、大きな魔力を使ってまた、戦争の邪魔をする。見られなけれいいでしょ、という理屈だったw
そして、地上の教会はマリアに注目をしだす。
そして最後に、ケルヌンノスというわけわからん妖怪みたいなのも登場。何の目的なのか?
ジョセフがマリアを愛しているのは確かだが、マリアと結ばれるのかな?マリアが純潔を守って男と結ばれるのがイヤなら一生独身だぞ。
{/netabare}
第四話
{netabare} 傭兵たちが村を襲っているのを魔法で、例によって追い払うマリア。お目付け役のはずのエゼキエルが役に立ってないwしかし意外にもエゼキエルは人間味があるようなお使いだ。アルテミスも淫魔として戦争防止に頑張っているwこの時代は黒死病=ペストの流行った時代でもあるのか。
新キャラ・イングランドの魔女ビブ登場。事情を知って、マリアの処女を捨てさせようとする。
一方、地上の教会はマリアを危険視し始めたようだ。
まじめなお話だなあ。戦争場面とか、まじめに作画してておもしろい。
谷口監督も原作者もマジメな人だってのがよくわかる展開だ。
{/netabare}
第五話
{netabare} 教会の修道士ベルナールはマリアを政治的に利用しようと画策する。
マリアは、戦争がなくなったら何がしたいかとジョセフに問う。
ジョセフは平和に暮らして村の娘と結婚でもしてと答える。
そして傭兵ガルファはとあることから騎士と決闘をすることになる。
今回はジョセフをドツキたくなったな。ジョセフはマリアに愛の告白をしておきながら、その後のケアをするつもりがないのか。村の娘の方を愛していてマリアを愛していないのか。ジョセフのキャラがわからなくなった。せっかくのあの大天使ミカエルとの見せ場が台無しになった回だったな
{/netabare}
第六話
{netabare} 領主からマリア暗殺の依頼を受けた傭兵ガルファー、マリアに会いにいくがマリアを殺すかどうかは決めていないようだ。
そして、マリアの秘密が、修道士ベルナールの知る所に。魔女のはずのマリアが処女と知って邪悪な大笑いのベルナール、悪巧みしそう。
そして、次の戦争だけは邪魔をしてくれるなとマリアに頼むジョセフ。マリア、迷いまくり。
しかし、アンの父親を救うためにマリアは戦争と止めにいってしまうのだった。。。
やっとジョセフが「マリアといっしょに、、」とか言い出したがタイミングが遅くないか?というか、ジョセフはマリアの味方なのか敵なのかわからん行動っぷりではあったな
{/netabare}
第七話
{netabare} 戦争を止めようとするマリアを、神の槍と化したエゼキエルが貫く。しかし、間一髪でエゼキエルが急所を外した。エゼキエルがマリアの命を救ったのだった。
ケガをして動けないマリアを救出したのはマリアとは交流のないはずの魔女たちだった。意外にも魔女たちは親切でいい人達っぽい。ただ戦争がないと彼女たちは食べていけないということみたいだ。
たとえ殺されかけようとも自分の信念を曲げず、戦争を止め続けるというマリア、他の魔女と話し合っても変わらないみたいだ。でも他の魔女とお話する場面とか、治療の場所を提供したエドウィナとかとてもいい雰囲気だった。
エゼキエルは、大天使ミカエルに「なぜ殺さなかった?」と叱責されるが「次は貫け」と許された?エゼキエルはマリアにあって「ごめんなさい」と許しを乞うが、これじゃ魔女マリアが救済している側じゃないか。ミカエルが悪魔の側になってしまっている。正邪の逆転のおもしろさがあるといえばある。
修道士ベルナール、負傷して片腕を失ったガルファを使って悪巧みか?
{/netabare}
第八話
{netabare} ケガが治りきっていないけど自分の家に帰るマリア。
北の国の妖精ゴブリンとか姿がはっきりしない怪物?ケルヌンノスとかがどう物語にかかわってくるのかな。
修道士ベルナールは、マリアが薬を渡していた村のおばあさんを、自分の側の薬と説教で懐柔し、マリアと村を引き離そうとする。
また、兵士たちの間では「マリアのせいで戦争に負けた」というウワサが広まっていた。ウワサを広めたのはベルナールか?ベルナールの悪巧みはマリアを亡き者にすることか。傭兵ガルファに義手の武器を与えマリアにあたらせるつもりのようだ。
そして、状況を伝えられたマリアは心が追い詰められていく。ジョセフはここで「自分だけはあなたの味方です」と愛の告白みたいなことをいうが、ジョセフもガルファの手伝いをしたりと、敵側に利する行動しているので頼りにならなそう。ジョセフは自分で考えなしにマリアに不利になる行動しているからなあ。マリアのジョセフへの思いは届くのか。
妖精や魔女が出るからファンタジーっぽいストーリーだけど、汚いキリスト教会の動きを描いていたりして中世歴史物でもあって、どっちつかずという気もしてきたなあ
{/netabare}
第九話
{netabare} マリアを襲い貞操を奪おうとする卑劣なガルファ。
マリアの貞操は無事だったらしいがマリアは魔法の力を失ってしまう。
手回しよく、マリアは教会の手のものに捉えられ異端審問にかけられることになる。
村のみんなの前で断罪されて、おばあさんに石を投げられるマリア。かわいそう。
牢獄でマリアと会話するベルナール。何を意図してのものか?「神とは何か?」ワケの分からないベルナールの自問自答とか混乱とかそのまま地上の教会のウソっぷりを表現しているようだった。
マリアを助けようとする魔女ビブを妨害する大天使ミカエル。
はたしてマリアを仲間たちは救えるのか?
{/netabare}