koaki さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
順守するとは、考え決断する苦悩を放棄すること・・・
遠い未来、人の生き死にまでもが合理的に管理された世界で
レド少尉は、宇宙生命体「ヒディアーズ」との戦闘中に
転移事故に巻き込まれ、見知らぬ惑星に飛ばされた。
半年後に冷凍催眠から覚めたレドは、ガルガンティア船団という
船の上で生活する人々に囲まれていた。
レドは仲間のもとに戻る方法を探るため、滞在交渉を続けるが
普通に暮らす人たちと、徹底管理され、兵士として生きてきたレドとは
考え方がまるで違っていた・・・
これはロボット物というより、ある意味ヒューマンドラマでしょう。
文明が進んだとはいえ、極端に合理化された社会で
敵を排除することしか知らず、効率的な指示は搭乗している
チェインバーが答えてくれる。
そんなレドが、船団としての生活ルールが確立された社会で、
考え方の違いに翻弄される。
規則に忠実に従うというのは、そういう環境しか知らない者にとっては
ある意味、楽なのかもしれない。
それは、考え決断する苦悩を放棄することであり
考えることを放棄したら、兵士はただの兵器なんだなぁと思ってみたり。
この設定、すごくいいなぁ~
最後のチェインバーにはグッときます。