Baal さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
裏を持つ学園という世界で少し苦いビターチョコが・・・
spriteから発売された恋愛シュミレーションゲーム
を原作とする作品です。全12話、原作未プレイ。
総生徒数6千人を超える巨大な学校「私立高藤学園」に
通う主人公大島裕樹は幼馴染の住吉千里と食品研究部に
所属していました。次期生徒会会長有力候補で
財務部長の東雲皐月が「無実績部活の整理および廃止」を提案し
ショッケンは廃部の危機に陥る。皆で知恵を出し合い、
話し合った結果生徒会長選挙に出馬してはとなった。
主人公大島は最初は渋っていたものの学園の問題点が次々に
浮き彫りになり、出馬を決意する。
そうして無謀とも言える選挙に向けた活動を始めるのだった・・・
こういった恋愛シュミレーションゲームは共通ルートから
後に各ヒロインのエピソード(ルート)といった展開が
多いのですがこの作品はそういった部分が軸となる生徒会長選挙
で戦っていく糧や主人公の意志に関わってくるような
感じのものでその軸をあまりぶらさずに展開が進んでいくように
感じました。(その軸に沿った何かしらの(例えば特定の
ヒロインやハーレム)ルートだったのかもしれないが・・・)
そしてその軸に沿って見えてくる学園の裏社会に対しての
主人公の心境の変化や主人公の周りにいる人たちの関係性が
軸にの周りにパテで肉付けして、膨らみを形作り、
そういった裏に対する正義へといくのかなと思わせつつ
当初の目的である生徒会長選挙で勝ち部活を存続させる
をずらさないところが良かったです。
(主人公だけはよくブレていたように思えるが・・・)
なのでパラレルワールドのようになって他のヒロインが
空気になるとかルートに入る度に半分リセットされるといった
ところが無くて良かったように思います。
(物語全体として比較的主人公に近い人物であまりスポットの
当たっていないキャラいたのですが・・・)
まあとにかく割と筋を通してブレの少ない展開の作品
だったように思います。まあ目立たたない娘もいたのですが
中心となるヒロイン達との交流みたいなのはしっかり
出ていたのではと思います。
軸の入った展開で最後まで楽しく見れたと思います。
(その分なんとなくこうなるだろうっていうのは予測が
ついてしまったりしましたがw)
◆個人的点数評価 81.851点