ダレイオス さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キャラとギャグはまずまず面白いが、やはり・・・
自称人形のこひな、と狐の物の怪コックリさんによるギャグコメディですね。
設定はこひな以外はメインキャラは殆どが獣の物の怪という設定で
ケモノものぽいモフモフした所があり、ふんわりした雰囲気が味わえるアニメです。
ギャグについては、ギャグ役のコックリさんはにこやかにギャグをかますのだが
ツッコミ役のこひながあまりにも無感情のため寒いギャグ気味になっています。
これは笑えるかどうかは人によるでしょうが人によっては笑えるでしょう。
コックリさんは初登場から、こひなに冷たくされます。
ひなたに呼び出されて、せっかく出てきたのに肝心のひなたには
無感情にスルーされて不審者扱いと、コックリさん可哀想と
この下手をしたら寒すぎるぐらいだが、彼女がぼっそりと一言言うんですよね。
この一言が実にコックリさんの感情をえぐる強烈なものとなっており
漫才になっていて、笑える人には笑えるでしょう。
普通なら無感情もつまらないと思うのが所だが、コックリさんが必死なのに
相方のこひな無感情というギャップも狙っているかな
例えコックリさんに白い目で見られようが動じない。
この確固たる態度は最後まで変わることなく続いたのもポイントかな
そして、最も注目すべきは彼女の主食がきつねのカップめんなことでしょう。
元々寂しげなキャラなのに質素な食事をしている組み合わせが妙に合っていて
キャラ付けは出来ていたと思います。
いくら無感情といっても、コックリさんに意地悪されたら
チョットカットなったりする性格も可愛いし
仕返しをしようとチョット心が黒かったりもするので
自称人形といえども、人間ぽい感情もたまに垣間見えるのもポイントでしょう。
こういったシーンは面白かった。
他のメインキャラも変態ばかりである
狗神なんかは、紳士的な見た目に反して行動が何から何までおかしい
ダンボールの中で暮らして拾われるまで待っているってどんな奴だよとなる
変態だけど犬ぽい感じが薄れていなく、変態だけど犬だなと思える点はいいのでは
コックリさんと喧嘩が多いが笑えるギャグになっていて
コイツら愉快な奴だなと思えるでしょう
そんでもって、こひなを溺愛するギャップもあってギャグアニメのキャラとしてはいいんじゃ
ないでしょうか
信楽はおっさんキャラだけどニートと今の世論を反映して笑えそうです
スケベだし、そういった個性は生き生きしていいかな
とある場面では、こひなを危機から助けたり優しい所もあるのもいいし
おっさんキャラ独特の渋さもありました。
ただやっぱりストーリーの本筋が無いので途中でやや飽きてきたかな
ネタは性別転換ネタや幼児化など
ありがちなネタで何回も見るほどストーリーのレベルは高いとは思えなかった。
確かに最初は面白いがストーリーがない分ネタが尽きたり
ストーリー自体はあまりにも弱いのでキャラアニメになっていると思いました。
一応最終回は感動話だったけど、無理がありすぎてポカンとしてしまいました。
キャラについても個人的には好きだけど、やはり変態すぎたりやや引く場面もあったり飽きやすかった。
全員がこひな以外ほぼ全員が変態なので、キャラの性格での差別化があまり出来ていなく
その辺が飽きる原因になったのかも・・・
作画については崩れはしないが、あまり高いレベルの作画ではなかった。
低く安定していた感じ、こひなの簡単作画なのか演出なのかどちらかはわからなかったけど
アレはアレでありかなとは思いました。
背景もあまりない室内ばかりが多くて描きやすそうくらいにしか思いませんでした。
声優さんは、こひな役の広橋さんは棒気味だけど、これは演技とみました。
言葉にするのは難しいのですが本当に棒な人はあっ・・・今の棒だなて
わかるんですよね。
ただの勘ですけど・・・やっぱり素人が聞いていてもなんとなくはわかるので
この役としては上手かったと思います。
他の男性声優さんはベテランな方が多かったので上手かったと思います。
信楽役の中田さんはこういった渋いおっさんキャラの役は合っていて上手いと感じました。
キャラやギャグはまずまず面白いのでその点は満足していますが
ストーリーはもう少しなんとかなったんじゃないかなぐらい弱かった。
いかにも今のギャグアニメを象徴していると思います。