happyend さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
一線を越えられない良作
内容としては文句がないです。
二期ではない一期の雰囲気が戻ってきたようでした!
それだけに二期の存在が厭わしいです。
せっかくの一期の雰囲気が、二期での内容のせいで、嫌な(やや誇張)二期のことも無視できない存在だと葛藤してしまうからです。タイトルの一線を越えられないとつけたのは、そういう意味であり、僕の恣意的なことなので、特に意味はありません。
スタッフロールでは、一期のときのエンディングだった名前のない怪物が流れました。出だしのメロディが流れたときはまさかだと思いましたよ。ほんと鳥肌ものでした!ここで好きだった曲が使われたことに感動し、同時に、二期への当て付け、もしくは尻拭いをしてやったぜ、的な意味もあったのかと邪推してしまいました。二期の登場キャラたちの出番もほんの少ししかなかったこともあるいは……。
ここまで二期に対してさんざん愚痴ってますが、そもそもコウガミとマキシマという魅力あるキャラの存在で一期は成り立っていたと思うので、この二人が同時に抜けた二期には少々重荷だったのかもしれません。
この映画化でサイコパスが完結するものかと思ってました。しかし、実際は物語の可能性を膨らますようなものでした。内容が内容なだけに、ストーリーの終着が付きにくいので、どんなラストを迎えるのか非常に楽しみです。この映画化で完結というのは悲しいので、ぜひとも続編を見れたらいいなと思ってます!