Ryuvay さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
とても悲しいラブストーリー
名作だと思いました。とても悲しいラブストーリーです。
個人的に思うに、テーマは「人間の最強のエゴイズムが産んだ悲劇」。
作中、常に人間のエゴイズムが見え隠れしてます。主人公もヒロインもみんな。戦争ってこんなにも人間を醜くしてしまうんですね。
昔に何かで読みました。
「戦争とは人間の究極のエゴイズム。戦争とは『大量殺人』を正当化する人として最も愚かな行為」
「ちせ」は最後の最後まで、人を救う為にどうすればいいか悩み続けました。それでも恋人と、ただ普通に幸せになりたいとも・・・。
しかし、「ちせ」はサイボーグ兵器に精神と肉体を蝕まれていってしまう。大切なものをいっぱい、いっぱい失ないながら、大切なものを守りたいから戦う。そして失う。
なんかうまく説明できないっす。ストーリーが全体的に妙な現実感があり悲しすぎて・・・・。
最後に観終わった後、思わずぽつりとつぶやいてしまいました。
「シュウジ・・・よくがんばったな・・・。そしてちせ・・・・本当に・・・・本当におつかれさま・・・・・・・・・・・・」
もしや・・・と思って「God knows...」を改めて聴いてみた。そしたら妙にマッチして、重なって、また泣いてしまいました。