karinchaco さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
なるべく、第1期から見るべし
漫画原作のアニメ。原作未読。
第3期ですが話数が通し番号になっていることでわかる通りこれまでのシーズンとつながることが前提となっている作品なのでなるべく第1期から見てほしいです。
第2シーズンはウインターカップ準々決勝で誠凛が紫原を要する陽泉を破ったところで終了。今後の展開がすごく気になるところでの一時中断は結構来ましたねw。無事3シーズン目が放送されて一安心。
さて、この第3シーズンは、{netabare}対戦カード的には
・海常VS福田総合学園 3話
・秀徳VS洛山 3話
・誠凛VS海常 6話
・帝光中過去編 4話
・誠凛VS洛山 9話
と、4試合+帝光中時代の振り返りでしたね。
まず、このクール全体の印象としては、作品のなかでかなり多くの試合をこなしてきたせいもあって、片一方がスゴイ技を見せる→対策し、逆にやり返す→対策し…といった試合展開のマンネリ化には食傷気味です。敗退するチームにも見せ場がないといけませんもの。
ただ、裏を返せばこういったお互いの流れが行き来する試合展開は現実ではよくあること。バスケットの技術的な側面ではちょっとファンタジーが過ぎるこの作品ですが、ゲームの描き方は意外と現実的なのかもしれませんね。
その他には、試合展開もですが、今後の展開が容易に想像できてしまうこと。これまでもそうだったんですが勝ち上がるチームに始まって、試合の終わらせ方、そして、エンディングまで予想を裏切られる展開は一切なし。意外だなと思ったのは帝光中編の展開ぐらいでした。特に洛山とのラストのゲーム展開に至っては、友人が言い当ててしまうという一幕もあって、もっとひねってくれよと思ってしまいましたね。
{/netabare}
正直、バスケアニメとしては現状最高峰だと思うスラムダンクの出来を上回れなかったと思います。どうしても、ファンタジー臭がきついというのが最大の理由です。
しかし、バスケをテーマにしたバトルアニメとしてみるならば、十分な出来だと考えています。登場人物が多くなりがちなスポーツをテーマに、キャラかぶりをせずにそれぞれを個性的に描いていましたね。これは、キセキの世代や誠凛のメンバーに限らず、ほかのチームメンバーについても同様です。まあ、若干センターポジションにゴリラっぽいキャラが多い気がしますが、何しろセンターはリバウンドを取りに行かなきゃならないですからね、肉体の接触もおおいし闘争心ないと務まりませんからね。
これから見ようと思っている人はちゃんと1期から見てください