かげきよ さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
あ~あ。二日目がピークだったな…!?
オタクな主人公:小野田坂道は40Km以上離れた秋葉まで自転車で往復する変わり者。
そんな彼が自転車バカのヒロイン:寒咲幹と関わり自転車競技に巻き込まれて行くお話の2期。
1期レビュー:http://www.anikore.jp/review/716941/
スポ根にハズレ無し!という感じでそれなりに楽しめていた作品でしたが
インハイ二日目をピークに評価が下降の一途です。
なぜなら…【一刀します】
{netabare}
1期でも多少苦言していましたがついに演出が度を超え完全に嘘じゃん!
という領域に突入してしまいました。
広島呉南工業の待宮クン。彼の話術キャラ自体は面白いんですが
「数が多ければ多い程、速いんじゃあ~理論」は無謀です。
自転車競技をあまり知らない私でもこれにはあんぐり。
それ本当なら第二集団・第三集団の方が強く、スグ追いつけるじゃん。
騙され足を使いきるモブ集団もアホすぎるけど
タイミング良く全員スタミナ切れ&心まで折れ恨み節の描写も苦笑。
頑張れよ!数十秒前まで「俺たち最強」だったじゃん!
総北、箱根、伏見、呉南以外の高校クズ過ぎるでしょ!?
弱いにしろ負けるにしろ最後まで諦めちゃダメ!スポーツ物でコレはイカンよ!
待宮クンの箱根に対して敵愾心を持つ動機もありえない。
ボトルって割れたりヒビ入る素材じゃないし、しかも二本ともって無理あるだろ!
もしヒビ入ったとしても全部空にならないだろうし、
空になる程の破損なら渡った時に気づいて対応出来たはず。
しかも無理なお願いして恵んでくれなかった他校の選手に一年間復讐心燃やすとか
気持ち悪すぎるわッ!
で、散々引っ張った挙げ句「おまえ純粋じゃないからこれ以上は無理!」
とスポ根精神論で首位争いさせぬまま撃破。…今更それ言い出しちゃう!?
心折れズルズル順位落とす様も哀れ…
いやいや、追いつく勢いで足残ってるんだし折角のインハイ少しでも順位上げようぜ!?
こんな小物じゃ出す意味無くない?
また、後半に入ると今まで勝手にデッチ上げた数が多いと有利理設定を
あっさり「ここからは数ではない」と否定し脱落様を演出する悪辣ぶり。
今までの話と違うじゃん!
ウケが良かったのか、御堂筋クンの舌出し走法も量産しちゃうし!
…それは彼だけのアイデンティティにしてあげて!彼が量産嫌いなの知ってるでしょ?
その場凌ぎで盛り上げようとコロコロと浮き沈みだけでなく
設定そのものをイジり勝負に神の手を加えすぎ
キャラが試合を動かしているのではなく、作為に動かされている感覚が強まり
競技としての信憑性や楽しさが失われてしまいました。
回想でテンポが悪い事など、どうでも良くなる程の失望感…。
…みんなが必死に漕いで突き放した御堂筋クンもそのうち飄々と追いつくんでしょう。
…総北も何百m離されようが実力が落ちてても追いつくんでしょう。
もう勝手にするがいいさ!…そんな気持ちになってしまいました。
{/netabare}
手心を加え過ぎてしまうとこうなって冷めてしまうという悪い例になっています…。