animeneko さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
歴史ファンタジー活劇冒険物語
(総評)
韓流歴史大河ドラマを少女漫画風にして、RPGゲームと腐女子的な逆ハーレム設定にしたような作品。主人公のヨナの苦労しながら成長していく物語。
そこそこヨナががんばって活躍する所はおもしろかった。
ラストに向けてヨナが、好きな男のはずのハクに冷たくするのはなんなんだといいたくなったな。
2クールあったが結局物語は完結せず。第二期を制作するつもりなのかしれないが、特にニュースはない。いわゆる「これ達の戦いはこれからだエンド」
カタキ役のスォオンは完全な悪役になりきれないのはどうも吹っ切れないというかモヤモヤするところ。
また最後の龍の、青龍?も最終話で突然登場、何の能力があるか不明なまま終わったのはなんだか不完全燃焼。
第二期をみないとみんな評価に悩むんじゃなかろうか?
そういうわけで物語も加点減点なし、他もそんなに印象には残らなかったな。
(以下過去感想)
12話まで一挙視聴。2クール物。
舞台は古代の中国とか東洋あたりの歴史ファンタジー。活劇やら古代政治をからめた冒険ファンタジー。大ヒット少女マンガ原作で累計200万部売れたとか。
主人公の王女・ヨナの成長と冒険の様子を描いていく。
王都で城の中で育ち、世間について無知だったヨナが、自分の無知を恥じて勉強したり、無力だった状態からも努力して強くなっていく様子が、1人の少女の成長の物語として見ることもできる。今どきめずらしい主人公が努力して成長するタイプのストーリーでもある。ヨナの成長して活躍していく様子は見ていてワクワクするぞ。
物語の冒頭で、ヨナの父親である国王を幼なじみに殺されるというショッキングなスタートから、幼なじみハクに守られて脱出していくなど、王道の冒険ストーリーで、ヨナのキャラも立っている。各キャラの心情などキチンと描かれていたドラマが作れていると思う。ヨナとハクの冒険の物語でもあるな。
途中から、ロードムービー的というか、RPGゲーム的にヨナとハクが仲間を求めて旅をしだすんだけど、仲間が超能力とか異能の使い手ばっかりなのがちょっと残念というか、物語の雰囲気を変えてしまったかな。歴史物っぽかったお話が、ゲームみたいな雰囲気に変わって、戦闘がチートというか安っぽくなりそう。
基本的にドラマの運びは、昔からあるような冒険ものなんだけど、少女マンガ原作ということで、ヨナ視点なのが新しくおもしろい作品だと思う。
難をいうと、ギャグが寒いというか笑えない。昔のマンガっぽいというか古いギャグ系。物語の雰囲気に合ってないように思う。
あとは腐女子的な展開というか、逆ハーレム的な演出も、これまたあんまりおもしろくない。少女漫画だからといえばそれまでだけど、物語に合ってないよな。
第十三話
{netabare} 洞窟に閉じ込められた一行、みんなで力を合わせて脱出する。青龍のやさしさを知った、ヨナ、青龍をあきらめずに一緒にくるように説得して、成功!。ヨナのリーダーとしての素質が目覚めていくようだ。
ヨナは青龍にきちんとした名前を付けてあげたいと考える。細かい描写とかこのアニメはきちんとしてていいね!
{/netabare}
第十五話
{netabare} 千里眼の青龍は新たにシンヤと名付けられて仲間になり、ヨナのグループも人数が増えた。旅の途中で新たに一行のみたのは、荒廃した死にかけた村だった。土地が痩せていて人々は死を待つばかり。そこで聞いた、ヨナの父親、先代の王イルの評判は、悪いものだった。イル王は国を守ることができず部族はバラバラで統率が悪かったらしい。弱い王だったと聞いてヨナは涙する。そして強くなりたいと願うのだった。
もう少年漫画のノリだね。
ひさしぶりに新王のスウォン登場。地の部族の族長・イグンテを訪問して様子を伺う。イグンテ、先代の王は謀反されてもしかたない、とスウォンを皮肉るがスウォンは軽く流す。スウォンの真意はどこにあるのか?
どうやら先代の王は戦争が嫌いで、政治も苦手だったため国が乱れて荒廃させてしまったようだ。スウォンが謀反を起こしたのもそれなりの理由があったということになるのか。
{/netabare}
第十六話
{netabare} スウォンとグンテ将軍と、グンテ将軍の妻、ユウノのお話。
スウォンは戦争の模擬戦でグンテ将軍と戦かうことにする。グンテ将軍はこのゲームで仕える価値があるかどうかと、スウォンの人物を見極めようとする。スウォンは弱いフリをしつつも、なかなかに強そう。
そして、スウォンは、ユウノの作っているお茶を特産品として商売に利用しようとし、また、鉱物から出る宝石もまた国の商売に利用しようと考えたのだった。殖産興業、産業を振興して国を富ませようと考え、戦争の際はグンテ将軍と土の民を活用しようと考えている、思慮深いスウォンだった。
今回、ヨナは出番なし。スウォンの株あげの回でした。しかし、ヨナのファンタジー雰囲気と、スウォンの持つ現実感とがどうも合わないな。
{/netabare}
第十七話
{netabare} ジェハ=緑龍との出会いの回。
海の街で、緑龍を探そうとしたヨナ一行、ハクが食料調達の際にジェハに出会う。ジェハは海賊だった。海賊たちは悪辣な地元役人と戦っていた。
食料調達に行っても何も持って帰れないハクは、、事務能力が低いぞ。。お腹がすくぞ!
緑龍とか、もう特長が美形って他のキャラとかぶってちょっとアキがきたかな。キャラが多くなり過ぎかなあ。
{/netabare}
第十八話
{netabare} やっとこさ、緑龍ジェハとヨナが出会う。しかし、ジェハは緑龍として働くつもりはないのだった。ヨナは無理にジェハを連れて行くつもりもなかった。
しかし、ヨナはジェハの居る海賊の長にあいともに戦うことにした。ヨナの人心掌握の力が問われるストーリーか。
しかし、この流れだとあと6話ではとても物語は完結しないな。途中で終わるかアニメオリジナルにするしかない。第二期も作るつもりか?
{/netabare}
第十九話
{netabare} ヨナの決意を見極めるためのテストとして、断崖絶壁に咲く薬草を取ってくる役目をいいつかったヨナ。足が震えながらもなんとか薬草をとってくる。しかし、正直にジェハの手助けを借りたというあたり、生真面目さがでてます。ジェハもヨナの一生懸命さに惚れてしまったか。
ヨナが危機に陥ってヨナへの気持ちにハクは気付いたか?
次回は、湊町の悪い役人たちをやっつけるお話かな。
このストーリーのスピードでは絶対完結しないから、第二期やるのかな?あと1人、仲間を集めるはずだしね。
{/netabare}
第二十話
{netabare} 街の悪役人、ヤンクムジのやっている悪行は人身売買だった。街の女子供を商品として売り払っていたのだ。海賊たちはクムジの悪行を止めるため、クムジの船を襲い、さらわれた人たちを助けることにする。
どの船にさらわれた人がのっているか探りだすだめ、潜入することを決意するヨナ。危険過ぎる作戦にみんな心配。
女装ができるもう一人、ヨン君も同行して合図の花火を打ち上げることに。
心配するハクがなんとももどかしい。
いよいよ韓流大河ドラマみたいな展開になってきた。ヨナが少年マンガのヒーローみたいだ。でもこれあと数話じゃ完結しないから、「おれたた」ラストだなあ
{/netabare}