ななろう さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
大変おもしろかった
正直な所、前半は子供向けのせいか、この電脳世界の設定を把握するのに苦労しました…いや判りにくかったです。
主要登場人物の年齢設定が小学6年というのとハラケンからおばちゃんと呼ばれる”たまこ”が17歳で高校生なのに大黒市市役所の空間管理室の客員顧問という設定には、観ているとちょっと違和感があるました。
どちらも5歳設定を上げたら丁度の様な感じがしました。
話の内容は、20話ぐらいまでは正直な所、本筋の話を混ぜながら子供の喧嘩や学校行事、同級生の話を取り入れながら電脳世界がどういうものか理解していけるのですが、ちょっと退屈です。
前半は設定が小学生ということで対象年齢もその年齢だったのでしょうか? 20話以降の急展開を考えると後半は逆に小学生には難しすぎるようで大人向けです。
民放のアニメとは違い内容は、大変奥が深く面白い物だったので残念でした。
これでは、どっち付かずで評価が下がってしまう残念な作品になってしまったような気がします。
もう少し、前半の話を削っても後半を解りやすく展開させたほうが良かったのではと考えてしまいました。
後半、電脳世界を危険な物と感じアクセスするメガネを取り上げる親が続出し、主人公ヤサコの母親も”実体もなく温もりも感じない”偽りの電脳世界の代わりに携帯電話を与えました。
なのに事件が解決した最後の最後で中学生になったヤサコや妹のキョウコはごく自然にまたメガネを使ってました。
なぜ?
”実体もなく温もりも感じない”偽りの電脳世界だけど、心には確かにそれは存在していたと感じたヤサコだけど母親をどう説得したのかが気になりました。