ダレイオス さんの感想・評価

2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態：観終わった

エロや百合は楽しめたけど脚本はヤバイ、設定の意味が無い。（酷評注意）

設定は変身モノ＋バトルモノで主人公ナツルが男で変身すると性転換して女の子になってしまうので
女の子の時は百合プレイ、男の子の時はハ－レム状態が楽しめるアニメですね。
コスプレや露骨なエロや露骨な百合も豊富で、そういったのが好きな人にも受けそうです。
それに加えて声優ネタも豊富で売れそうな設定を取り入れているので
ストーリーを深く考えなければ、ある程度は楽しめる内容にはなっているようです。

男の時は女の子とイチャイチャしたり、女の子の時は濃厚な百合プレイは
それはそれで楽しめれば、いいとは思うのだけど
肝心のストーリーを投げ出して、声優ネタ、エロに走ったのはいただけないかな
アニメ見ている時は、演じられている声優さんをあまり意識したくないので
個人的には、声優ネタは正直、あんまり好きになれなかったですね。
でも声優ネタは笑えました。
演じられている声優さんが自分のことを語られるのは、笑えるんですよね。
エロについても個人的にはエロは好きなので、いいモノを見せてもらったにはなりますが
ストーリーを投げ出して、まったく進まないのに
男ナツルの場合は寸止めベットシーンのイベントが山の様に発生したりで
これでいいのかなとは思いました。
女ナツルの場合は濃厚な百合プレイが発生するので、嫌いではないんだけど
やはりストーリーまったく進まないの、これでいいのかなとは思ってしまいました。

ストーリーはナツルがアニメ開始直後、唐突にぬいぐるみに
自分はけんぷファーだと言われて、変身モノヒロインになってしまうので
なんで変身モノヒロインとして戦わなければ、いけないのかまったくの不明である。
変身モノヒロインになったのかの過程がないと盛り上がらないですね。

けんぷファーには青、赤、白のタイプがあるみたいだけど
青と赤は戦う様にモデレーターに仕込まれたや
白は赤と青を倒すために作られた設定になっているんだけど
よくわからないかな、モデレーターに戦う様に仕込まれたにしては
別に赤と青のけんぷファーが仲良しにしても何も問題が無いとか腑に落ちないし
仕込まれたのであれば強制的に戦わせれてる様な感じがあってもいい様に感じました。
そもそも赤の雫は最初、主人公側を敵視していた割りに急に戦うのをやめた理由もわからないし
それどころかナツルに惚れてしまうので付いて行けない。
赤の水琴は勘違いで主人公側と最初戦いましたが本当の所は敵ですらないのは、よくわからないです。
赤と青は敵対関係とはなんだったのかになりました。
もし強制的に戦わされているわけでないなら本人の意思で敵対関係になるはずだが
赤と青のけんぷファーのメンバーはみんな仲良しなので
モデレーターに仕込まれた設定は矛盾気味なんで、これは酷い設定だと思いました。
白のけんぷファーとは確かに戦いましたが、かなり茶番な戦いだったので
真剣な戦いのはずが笑ってしまいました。

ストーリーに関しては最後まで見ましたが何がしたいのかサッパリわからなかったですね。
コスプレしたり、海に行ったり、デートしたリと遊びの回ばかりでストーリーの質は高くなかった。
ストーリーの鍵になるモデレーターについても、最終回までまったく進展が無いので
ストーリー的には楽しめなかった。
最終回で真実がわかるのですが、いくらなんでもとって付けた様な終わり方で絶句しました。
要するに本筋のストーリーや設定がちゃんとしてなかったのでまずいアニメでした。
終盤の冒頭のナレーションで戦う設定忘れてなかったと、ストーリーのいい加減さを指摘する
自虐ネタもあり、制作者も流石にストーリーが酷いと理解はしているのかと思いました。
２話では戦う理由が不明だが気にするな、のナレーションも序盤にして開き直っていましたね。

キャラについては、主人公を惚れる理由がイマイチわからなかった。
きっかけが無いに等しいので、知り合ったばかりの雫と紅音が惚れてたのには
違和感がありましたね。主人公も楓以外にはまったく興味を持たないので
我々とは違う生き物なのかに見えました。
ただ、ヒロインは主人公に尽くす姿は可愛げがあるので違和感を感じつつも
好意的には見ることは出来ました。
楓はネタバレになる部分が好きなので詳しくは書きませんが
こういった女の子は好きですね。
唯一、男のナツルを嫌っていましたが、残念だけどナツルがモテる
理由がわからない、私から言わせれもらえば、一番好感を持てるキャラでした。
キャラについては、好きなキャラはいましたがやっぱり、不満かな
惚れる理由がもう少しちゃんとしていれば良かったのですが

作画については、男ナツルの作画がたまにいい加減になることが
ありましたが女の子の作画には力を入れている感じでした。
エロいシーンでの作画は特に力を入れているとわかります。
雫のストッキングの作画はかなり良くてエロさはかなり出ていたと思います。
ただその分、背景やその他の作画はいたって平凡で
結構悪い時もあった様に感じました。
エロい部分は頑張っていたのでギリギリ普通かな

声優さんは作品中の声優ネタのせいで、どうもオーディションではなくて
原作者指名のオファーで選ばれた様に見えるのですが、それなりには合っていました。
有名な声優さんが多いので演技自体は満足ですが
ただ高齢の野村さんはかなり無理をして声を出している様だったのでやや苦しそうでした。
ストーリーはそれ程、演技力を問われる場面が少なかったので
声優さんの演技については上手いと思いつつもそれ程は生かされなかったかな

ストーリーはヤバイアニメでしたね。
まあ百合やエロは何も考えなければそこそこは楽しめましたが
このアニメの脚本は悪い見本ですね。エロだのいいものは見せてもらったが
物語は１ですね。この脚本は流石にまずいと思います。
ストーリー的にはかなりの酷評ですいません。