plm さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人間味のある妖怪と人形味のある少女
「月刊ガンガンJOKER」漫画原作、電波少女・市松こひなと物の怪が繰り広げる日常コメディ作品。
キャラクターの造形がいかにも女子向けな感じだが、内容は万人向けで男女ともに楽しめるもの。
かわいい子({netabare}コックリさん{/netabare})もでてくるので萌え成分も無きにしも非ず。
■日常コメディとしての心地良いリズム
本作主人公兼メインヒロイン兼ツッコミ兼ボケ役のユーティリティープレイヤー、
市松こひなが醸し出す、少しシュールで基本落ち着いた雰囲気が、この作品ならではの空気感を生む。
古風な言い回しや皮肉の効いたツッコミ、デフォルメされた四肢、狂おしいほどのカプメン心酔等々、
作品の世界にすぐさま引き寄せられるシンボルになっている。
意外に容赦のないホラー描写やら、不意打ちに良い話やら、引き出しの多さには脱帽。
ほんまに動じない人形少女に不思議な気分にさせられ、人情味溢れる妖怪たちのギャップが面白い。
☆短いけどまとめ☆
久々に空気系ならぬ日常コメディ作品を観たような気分で、気軽な息抜きに丁度良いアニメだった。
ガンガン系列は独自の体系を持ったギャグが得意分野だなと感じた。