ようす さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「私が多華宮君を守るから。多華宮君は私のお姫様だから。」
タイトルに”ウィッチ”がついていることからも想像できるように、
魔女さんがメインのお話です。
主人公の男の子がそれはそれは見事なヒロインなので、
男キャラに男らしさを求めている人は気を付けてくださいね(笑)
全12話です。
● ストーリー
何の特徴もない、真面目で平凡な高校生・多華宮仄(たかみや ほのか)。
突然校舎が空から降ってきて…!
それを助けてくれたのは、学校一の有名人・火々里綾火(かがり あやか)。
彼女は”炎の魔女”であり、多華宮君を守る使命があるという。
秘密の力を持っている多華宮君を魔女たちが取り合う、ファンタジー作品。
ストーリーのテンポは独特でした。
多華宮君を守るという点では、真面目でシリアスなストーリー。
なのですが、合間で挟まるのは
緊張感のないキャラ達によるお笑いパート。
急に挟まれる力の抜ける笑いパートによって、見事にテンポがずらされるw
まるでシリアスとギャグの不協和音だと思いながら観ていました。
このテンポ、はまる人には「新しい!」となるだろうし、
テンポのずれを不快に思う人には「邪魔!」となるでしょうね。
私はシリアスとギャグ、どっちつかずな印象を受けました。
シリアスなストーリーは真剣に観たいし、
ゆるい話は力を抜いて楽しみたいので^^;
また、
魔女に襲われる
↓
多華宮君が守られる
↓
火々里さんがピンチになる
↓
多華宮君がべそをかく
↓
ピンチを乗り越える
という似たストーリー展開が多いです。
いや、ちょっとずつ多華宮君や火々里さんの秘密が
明らかになる点では進展があるんですけどね。
シリアスパートについて言えば、
ラストのウィークエンド編が楽しめたぐらいで、
他のバトルシーンについては早々に飽きてしまいました^^;
火々里さん強すぎるから見せ場は一瞬で終わるしなww
● キャラクター
主人公、多華宮君。
男の子なんだけど、見事なヒロインキャラです(笑)
そんなかわいすぎる多華宮君に私はもうメロメロ。
・お姫様だっこ(される側)が似合いすぎる。か、かわいい…。
・つっこんでいるのか、ボケているのか。切れ味の鈍いつっこみがたまらんw
・と思ったら、「んなわけねーだろ!」とつっこまずにはいられない
本気の天然ボケww
・ペンギンが大好き。部屋はペンギングッズだらけ。何これ萌えるww
・純情。恥じらうところがかわいすぎる。
観ているこっちが興奮してしまうww
・いい息子、いいお兄ちゃん。
妹の暴走に対する「お兄ちゃん怒るよ。」のセリフは破壊力抜群でした。
このセリフで私の中の未知なる扉が2つほど開かれました…。
箇条書きにしただけでこんなにもw
妹の霞(かすみ)ちゃんも大好きでした♪
私が火々里さんや周囲に言いたい文句を霞ちゃんが全部言ってくれましたww
日常・ギャグパートの多華宮君は最高でしたが、
シリアスパートの多華宮君についてはいまひとつ好きになれませんでした。
守りたいものがあるのに、力がないから何もできない。
そんな無力さがたまらなく悔しくて、守りたいものを守れる力が欲しくて、
私は今の仕事を選びました。
力がないのに何もかもきれいに守ろうなんて無理がある。
自分の力と守れるものをちゃんと把握しなさい、
自分があれこれしようとするんじゃなくて、
自分にできること、1番守りたいものを考えるところから始めなさいって
真面目に説教したくなりましたw
でもなんだかんだ、
うまく守れちゃうところに複雑な気持ちを持ってしまったりね。
とりあえず、多華宮君の魅力に(*´Д`)ハァハァするなら、日常パートがベスト。笑
多華宮君、将来はペンギンを飼いたいそうですが、
ペンギンに似ていると言われる私を飼うのはいかが(ry
● 音楽
【 OP「divine intervention」/fhána 】
この曲大好き♪お気に入りです♪
fhánaは今気になっているグループですし^^
それに歌詞がいい!この作品にぴったり♪
「身を焦がし 君のため戦おう」のフレーズは
現在私のスローガンとなっております。笑
【 ED「ウィッチ☆アクティビティ」/KMM団(作中に登場する5人組) 】
曲も悪くないですが、なんせアニメーションがインパクトあったww
まさかの拷問コレクションww
● まとめ
ギャグとシリアスの不協和音が独特な作品でした。
特別おもしろかったわけではないけれど、
それなりには楽しめた作品でした。
私は多華宮君に出会えたので満足していますww