タック二階堂 さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
思わぬ拾い物感
不思議なBAR「クイーンデキム」に、何も知らない二人が訪れ、
バーテンのデキムから命を懸けたデスゲームをさせられることに。
やがて、そのデスゲームでお互いの本性が顕になる……。
というお話。
前評判がさほど高くなく、あまり期待をせずに観たのですが、
これは面白いかもしれません。
どんでん返し的な要素あり、心理戦の要素もあり。
1話完結モノになりそうですし、ちょっとこれから化ける可能性ありです。
-------------3話視聴後、感想です。
2話で蛇足とも言える説明、謎解き回を挟んだので、それは余計だろ~
ってツッコんでしまいましたが、今回はなかなか良かったですね。
ちょっとほろりとさせる展開もあり。
こういうコンセプトの作品なら、肩肘張らずに安心して観られます。
-------------最終話視聴後、感想です。
とにかく全体的なトーンが好みです。
1話完結モノかと思いきや、けっこうクイーンデキムのエピソードも
多かったり、終盤は謎の人間の女(=知幸)の現世での出来事なども
しっかり描かれるなど、不自然なくクライマックスまで持って行き、
しかも少しほろりとさせる演出もあって、これはなかなかでした。
知幸の亡くなった理由(おそらく自死なのでしょうけど)をあえて
見せなかったのも好感です。
期待しないでみれば、かなり拾い物感が大きいと思う作品です。