karinchaco さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
兄役に定評のある中村悠一さん
ライトノベル原作のアニメ。
ラノベレーベルでは最古参の角川スニーカー文庫出身。テーマは近年増えつつある魔王と勇者ものですね。第1話冒頭から作画が怪しくなっているのが最大の不安要素。まあ、ネタアニメの可能性があるので視聴継続したいと思います。
それにしても、中村さんの兄役は安定感がありますね。京介・達也のイメージのせいでしょうが兄だけでなく兄貴分まで枠を広げて考えると右に出るものはいないと思います。このアニメ最大の安心材料といえるかもしれません。
第1話
{netabare}冒頭から作画に不安。
中盤で万理亜が澪の正体を明かすシーンで、何の説明もないのにいきなり「口を慎んでもらえますか、不敬がすぎますよ」ってバカなんですかね。バカだから騙そうとしている相手が勇者だっていうことにも気づかないですかね。w
それにしても先代魔王の娘なのにガードが甘すぎじゃないですかね。潜入しての拠点づくりにも失敗して、その直後に襲われるとか魔界でも非主流派なので仕方がないのかもしれませんけど。
とりあえずは視聴継続します。
{/netabare}
第2話
{netabare}第1話でも下ネタが少なかったわけではないですが、さらに増加した感じ。多少ならアクセントになるかもしれませんがちょっと過剰かもしれませんね。下ネタ演出は話の流れを止めてしまうのでテンポが悪くなりがちです。
作画が不安定に見えるのは背景のせいでしょうかね、最近のアニメは背景にも力が入っている作品が多いので10年前ならいざ知らず、今のアニメと比較されるとつらいかもしれません。
{/netabare}
第3話
{netabare}AパートはもうR18にしたらというほどの下ネタ演出。あの入浴シーンには全く必然がないですよね。もはやただのエロアニメかと思いきやBパートで物語が動きます。
視聴者の3話切りを意識してのストーリーということでしょうかね。CVも中村悠一VS杉田智和という声優ファン垂涎の展開というのも狙ってのことでしょうね。ネタ枠としてみていたのですがちょっと面白くなってきましたね。
{/netabare}
第4話
{netabare}白仮面の男との決着がついにつきました。主人公の隠された力も徐々に判明していきストーリー的にも盛り上がってきたと思います。ここまで継続できた人ならもう大丈夫といった感じでしょうか?
1話2話と不安定だった作画もずいぶん安定してきました。顔面のアップ絵が多いのは多少気になるところではありますが序盤よりはるかにいいと思います。
{/netabare}
第5話
{netabare}先週で前半戦の山場が終わり、後半に向けて新キャラが多数登場するお披露目回でした。この作品はストーリが軽くなるとエロが多くなるの法則通り?アバンからAパートはお色気祭りでしたね。エロは必然なんでしょうから、もう突っ込んだら負けなきがします。ただ、マリアとエロゲしているシーンでマリアにもや様がかかっていたけどあれ何のためなんですかね。最初はパンツはいてないからなのかと思いましたが、別カットではうっすらパンツ見えてるし・・・。パンツをきちんと描かないためのもや様なんですかね。最近のアニメのエロ規制基準がよくわからなくなってきました。
新キャラはみんな意味深な発言ばかりしていましたが、まだ何の動きもないのでそこは来週以降に触れたいと思います。
{/netabare}
第6話
{netabare}刃更の故郷勇者の里の人たちが本格的に敵対するようになりましたね。でもおかしいのは勇者の里って勇者を名乗っている割には、刃更の一件といい澪の件といい勇者とは思えない器の小ささです。まあ、勇者と名乗ることで魔族に対して明確な敵対勢力としての意思表示なのかもしれませんね。刃更のようなイレギュラーなものに対して排除したくなるのは、保守的な考え方の表れなのでしょうか組織も硬直化していると思われます。敵としては魔族よりもこちらのほうが面白いですね。
いろんなところが雑ですが、ここまでのストーリーの筋自体はとても面白いと思いますよ。部分部分で既視感がある演出のせいで台無しになっていると思います。 {/netabare}
最終回までみて
{netabare}7話以降の展開は、身内の裏切りやゲスなラスボスの登場。最終回では世界のピンチを救うといった王道的な展開が最後まで続きます。王道とはいえ、シナリオの骨子がしっかりしているので十分楽しめる内容だったと思います。{/netabare}
全体を通じての印象は、やはり不必要なエロが多いということですかね。それが売りという側面が強いのかもしれませんが、それにしてもちょっとエグ過ぎじゃないですかね。そして、序盤から指摘してきましたが作画も常時安定しなかったですね。いずれも、シナリオの出来がそれほど悪くなかっただけに非常におしい作品だと思います。
15年冬アニメはラノベ発の似たような作品が乱立する中で低予算(だと思われる)にも関わらず健闘したのではないでしょうか。売り上げも結構な枚数行ってるみたいですね。
15年秋クールに2期が決まったみたいですね。夏クールであれば分割2クールだったんだなってわかるんですが、秋なんで原作の売り上げが伸びたことを加味しての続編決定なのかもしれませんね。
とにもかくにももう少し予算を増額して丁寧に作られることを望みます。