zunzun さんの感想・評価
4.6
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:今観てる
シリーズ最新作も夢のような画と音と台詞のオンパレード。
つい先日、待望であった物語シリーズ最新作が公開されました。憑物語 。いよいよ今作も佳境といったところですが、年末特番枠での公開はもう恒例になってしまいましたね。。それ程の人気作なのです。何時の日か、広げた風呂敷は畳んでしまう時というのが本当にやって来るのでしょうが、それはこの作品についても例外ではないんでしょうが、その時は心底寂しくなるんだろうな等と、最近は殊にそう感じています。自分にとってオンリーワンな作品であるからこそ、ここでレビューを書かせて頂く際には細心の注意を払って敬意もついでに忍ばせながら推敲し遂行したいと思っていたのですが、憑物語第一話の冒頭を観賞した際にその考えは吹っ飛びました。
「なんだこの、スティーブ・ラ◯ヒ的なBGMは!!!!?.....」
以前から私は、というか物語シリーズが放送開始された2009年、この作品に出会った当初から、面白い要素はアニメ以外からもなんでも取り入れる雑食的な表現に一目置いていたのですが、最近はスタッフも慣れてきたのかその具合が凄まじいのです。
アニメ、漫画、ゲーム、ART、デザイン、映画、演劇、建築、音楽、芸能、ファッション、文芸etc...
ミニマリズム、サイケデリック、プログレ、アンビエント、テクノ、ディスコetc...
シュールレアリスム、横尾忠則、カンディンスキー、宇佐見圭司、80年代popカルチャー、アイドル、現代美術、Bauhaus...
言葉遊び、回文、点対称、線対称、錯視、幾何学、余白....
元々、原作者の西尾維新がユーモアの塊の様な作家なので、それに自由な上にオマージュだらけの情報過多な映像表現と音楽が合わさると正に夢のような世界が完成しちゃうんですよね。SHAFTはシャフ度だけじゃないんですよー。本当凄いセンスしてます。それ+無駄にエロいので1回見ただけでは台詞がなかなか頭に入ってこない(笑)全てが素晴らしいが故にね....