退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
単なる自己満レビュー<追記>
腐女子と女装男子によるラブコメみたいです。
腐女子にスポットを当ててコミカルにギャグを入れていく。ラブコメよりギャグの方が多い気もします。自虐ネタを繰り広げる腐女子達。女芸人「にしおかすみこ」を思い出しましたが、女性の自虐ネタって笑っていいものかと戸惑ってしまうもの。ですが開き直り加減とか、絶妙な画とかが相まって不思議ピンクな世界観に仕上がっております。腐女子設定と言う痛い女性&逆にメイクしたら化ける汚れなき原石みたいな、ヒロインの二面性に惚れまみた。
切実な問題をギャグにしつつ、その女の子を可愛く魅せるって案外凄いことかも知れない。すっぴんのヒロイン(つきみ)までも惚れてしまった私ですが、ニコ動を覗くと、すっぴんかわえーコメが沢山で自分の観方もあながち間違っていなかったとホッとしました。このつきみ、花澤さんが演じているのですが花澤さんの腐女子っぷりがかわいーのなんの。
徹底的にお洒落を嫌うつきみ。そこに女装男子、くらのすけと出会い、つきみにメイクをしたり等していくわけですが、本作でいいなと思ったのは、くらのすけが上から目線にならず、自分もつきみと一緒に成長し恋をしてゆく感。これがあって色々な個性の問題も気軽に観れた。雰囲気もありますが、、
最終的におしゃれ嫌いなつきみが、お洒落な服を作ってしまうってシナリオは感慨深いし王道女子漫画でありつつも、いくつもの側面から捉えられる作品性にはビビる大木。
*
余談
{netabare} ~性的フェチズムとか、ジェンダーとか、色々言い出せばキリがないし生の声しか届かないかなと、そんなわけで恥を晒します。
私はですね、学生時代、女装したり、超ド派手な格好をしていた時期がありました。周りは引く人もいたり、理解してくれる人もいましたが、当時の心境としては完全に覚醒してたんですよねwだからあの頃は人の目なんて全然気にならなかった。シアワセだった。その後目が覚めましたが。今は面影もなくなっています(笑)だから本作の登場人物には相当グサリと感じるものがある。だけども簡単に理解出来るって言ってはいけないとも思うわけで・・・
雑誌に載るほど服に金を使っていましたし、もう宇宙服みたいなものから、コスプレお洒落風とか、メイクしたり、今考えると痛々しい限りです。{/netabare}
複雑性でウケている作品も多々。その複雑と性が混じり合ってる作品は私は大好きで、あの痛々しかった自分も、癒された気持ちになるのです。