緑の先駆者 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2話、ラスト5分。作品に対する印象が180度変わった。
正直、中二病、電波系、苦手で、なんで観始めたのか、良く思い出せない。
たぶん、ブリキさんのキャラ制作に惹かれてだったような気がする。
1話観て、オープニングの曲からして、あ~これ最悪だった、と思いつつも、ポリシーとして2話とりあえず、頑張って観た。
2話のラスト5分ごろから、なぜヒロインが電波女になってしまったのか、という急展開に惹き込まれ、結局最終話まで観てしまった。
結構、電波女になっていく背景を知ってしまうと切ない。ヒロインが学校を辞める選択肢しか残されてなかったのも、すごく寂しい。でも、学校って、程度の差はあるんだろうけど、こんな雰囲気はやっぱり現実に存在するんだろうな、と容易に想像できてしまうところが、さらに悲しい。
3話目からは、オープニングの曲の詩も、ヒロインの気持ちを考えると、ずんずん響いてきてしまった。前に聞いたときには、あほっぽくて、うるさいだけだったのに、回が進むごとに、最後のフレーズとか、うるっときた。
昼間は外に出られなかった、しかも、野球なんか初めてのヒロインが、町内会対抗の野球を始めるきっかけも泣かせる。あの場所で、主人公(いとこの男の子)に、花火を見せたかったから、なんて。
タイトルから想像していたよりも、かなりうるっときた、いい作品でした。