Tatsurei さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
設定は良さげでしたが、バトルがメインの作品です。
運悪く化物になった大学生が主人公です。
人と化物の半々のキャラなので良心の呵責と葛藤を中心にストーリーが進みます。
とにかく主人公の心理の描き方がくどくて、しつこいです。
受け入れたとか思ったらやっぱ駄目だーとか言ってくるので、主人公のキャラ性は好きになりにくいですね。
個人的には主人公以外のグールの心理描写に興味がありましたね。
人が食料な時点で人と相容れないのに、人間社会に拘る理由などですかね。
主人公の様に後天的なグールは多少は理解できますが食べ続けると、いずれ考えが変わると思いますが。
シマウマが決めたルールと習慣の社会で、ライオンがシマウマと生きてる様なもんですから。
食べる必要が無い人間でもレニングラード包囲戦の人肉市場の話やドナー隊のルイス・ケスバーグの話がありますからね。
何故、変わらないのか何故、拘るのかの理由と描写があってもよかった気もします。
自殺した死体がOKで殺した死体は食べれないがありましたが、良心的な問題で拒否なのか鮮度の問題で拒否なのかよくわからなかったですね。
死体を食べる点では同じ行為だと思いますが。
バトルがメインの作品なのでこちらは期待はできなさそうですねw
また人間社会もグールに対して知識の無さと備えの少なさにも疑問でしたね。
不審死が多そうですからね~、夜出歩かない様普段から注意したり、夜間営業を控えたり、国は軍を動員して殲滅するなどの対応をしそうですけど。
捜査一課程度ぐらいでしか対応してないも違和感がありましたw
グール同士のバトルがメインの作品なのでこちらも期待はできなさそうですねw
ストーリーや設定に粗はありますが、戦闘描写はスピーディーなのでお勧めですかね。