高橋店長 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
続きをやるなら惰性で観るかな
戦姫さん達のおっぱい。ちょっといいね。
弓しか使わない主人公。いいね。
一般兵に生まれたら絶望しちゃうな。
原作は知らないけれど、人望の厚い弓の名手である青年主人公が強くてかわいい戦姫さんやお姫様を味方にしつつ転戦しながら、無辜の民を虐げるわるいやつらを懲らしめて一地方領主から最後は王様に上り詰める英雄・出世譚?(王様になるってのは安易な予想だけど)
主人公は品行方正を地で行く古き良き好青年で安定のハーレム属性。近年では珍しく、見た目も行動もイケメンというだけでこれといって特色が無いので、却って新鮮。戦闘では弓しか使わないので、映像的には一騎打ちをしてもあまり映えません。シーンを盛り上げるにはアニメーション制作者になかなかの技量が求められそうです。この点では及第とは言えないレベルだったかと思います。
途中で地図やメタルフィギュアを使った戦況解説ナレーションがあるんだけど、地図上の地名は雰囲気を出すためにカリグラフィーで書かれているので原作を知らない自分はイマイチ理解がはかどらなかった。ちょっと不格好でもキャラクターの顔なんかを添えて欲しかった気がする。
あとパート切り替えのアイキャッチに用語解説なんかが使われるけど、アニメで入った向きには物語理解に非常に重要なことも含まれていて、少々いかがなものかと思った。あんな短時間にあれだけの文字数を読ませようなんて無理がある。ちゃんと配慮しないと。
しばしば感じたのは、竜と戦姫、伝説級の武器を操るただの人間が強すぎて、雑兵のことを思うと悲しくなった点。戦闘は中世ヨーロッパ風の会戦と将官クラスの一騎打ちが基本で、ギリシア神話みたいに神懸かって強い人たちが丁々発止と渡り合うのを楽しんで欲しいんだろうけど、前述の通り戦闘シーンが今ひとつ盛り上がらないので会戦でバタバタ死んでいく雑兵達が哀れでならない。特にメインヒロインの戦姫さんに至っては、敵の大将は伝説の武器を操るとは言えただの人間だからと遠慮して技の出し惜しみをするという妙ちくりんな矜持を抱いており、この主人公達は民がどうのこう言ってるのになんだかなーと思った。下っ端兵卒は辛いなー。
なんと言うか・・・竜たくさん集めたらきっと無敵だよね、この世界!
脚本や演出にしても時々???ってなることがあったのが気になる。例えば主人公が深手を負ったまま家宝の黒弓に導かれて神殿らしき所に行き、神様に憑依されたらしいお供の侍女を射るシーンとか、あんなんで良かったのかね。
原作ではどんな感じなのか知らないけど、窮地にあって強力な特殊攻撃をマスター(あれ?でも前にも似たようなことやってたような・・・)するシーンがこれじゃあ「何もかも未熟過ぎてギリギリ」じゃなく落第点だよ。
まーでも大事なのはおっぱいだから細かいことはどうだっていい。このアニメから戦姫さんのおっぱいを取ったら何も残らないし、おっぱいさえあれば生きていけるからね!