景禎 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
足元気をつけろよ。ありがとう。
ライトノベルのアニメ化作品です。冒険アクションファンタジーギャグ。分割2クールの後半です。
前提として、春の前半クールは事前に見ておくこと必須です。
ストーリー的には王道のファンタジーバトルものです。前半クールに比べて、ギャグ要素が少なめでちょっと残念。その代わり、チャイカの旅の目的とか、ストーリーに直接からむお話しが多く、テンポもよくてかなり楽しめました。
ガズ帝国皇帝の娘を名乗るチャイカは、父を弔うことを目的に、世界に散らばった父の遺体を集めています。後半クールでは、前半クールにも出てきた赤のチャイカとか、チャイカ以外のチャイカの存在がクローズアップされ、チャイカ存在の理由や、新しい武器、ガズ皇帝の真の目的が明らかになっていきます。10話という限られた話数なので、中盤以降は物語のクライマックスに突入し、手に汗握る、けっこう楽しめるストーリーになっています。
お気に入りは最終回のラストシーン。すべてが終わったあとの後日談のようなシーンですが、{netabare}海辺の丘で最後に言ったチャイカの一言。「ありがとう」ですべてを語らせる演出には泣けます。{/netabare}少し詰め込み感はあるものの、それはそれでアッサリ感があって私好み。