ぷれんばにら さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
いっぱいのいちばんを、ありがとう
{netabare}待ちに待った映画「けいおん!」。
内容を簡潔に言うと「天使にふれたよ!」が出来るまでのストーリーです。
ロンドンに行っても、放課後ティータイムの5人は変わりません。音楽が大好きで、みんなで演奏することが大好きな5人。そんな5人を応援する仲間達。TVアニメの時のように、いつも通りのみんなが丁寧に描かれています。
しかし、この映画をもって「けいおん!」という作品に一つの区切りがついたことが分かってしまうのも事実です。卒業式以降の話は描かれておらず、また個人的に期待していた3期フラグも、残念ながら見つけることは出来ませんでした。「面白かった!」「けいおん最高!」という思いと共に、何とも言えない寂しさを感じるかも知れません。
さて、映画のOPで流れる「いちばんいっぱい」という曲。これまでけいおん!に関するたくさんの曲を聴いてきましたが、私にとってこの曲は特別な一曲となりました。
2009年にアニメ第1期が放送されてからこの映画が公開されるまで、約3年の月日が流れました。
この間、けいおん!という作品は、私達にどれほどの「いちばん」をくれたことでしょう。
常にみんなに対する感謝の気持ちを忘れず、可愛い歌声で私達を元気づけてくれた唯ちゃん。
クールだけどシャイで、ベースのように放課後ティータイムのみんなをしっかりと支えてくれた澪。
軽音部が廃部寸前という事実にも負けず、あふれる元気で部長を3年間立派に務めた律ちゃん。
いつも美味しいお菓子とお茶を用意してくれ、5人で演奏することを何よりも大切にしていたむぎちゃん。
真面目で、あまり練習をしない先輩達にやきもきしているように見えて、実は先輩達の事が大好きだったあずにゃん。
放課後ティータイムの5人をいつも支えてくれた、さわちゃん先生・和ちゃん・憂ちゃん・純ちゃん。
1期・2期の全てのストーリー。
全てのOP、ED、挿入歌、キャラクターソング。
2度の感動的なライブイベント。
そして、今回の映画・・・
みんなみんな、私達けいおん!ファンにとっての「いちばん」です。
「いちばんは一つじゃない」「何個目のいちばんも変わりなんてない」こうした歌詞に表されているものは、まさに私達がけいおん!を通して出会った「いちばん」そのものではないでしょうか。
数え切れないほどの「いちばん」をくれたけいおん!という作品に、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。本当に、本当にありがとう☆
これで一旦アニメは終わってしまうようですが、今までも、そしてこれからもずっと、けいおん!は私達の「いちばん」であり続けることでしょう。
そしてまたいつの日か、新しい仲間とともに、私達に新しい「いちばん」を届けてくれることを信じています。
それまで、ずっとずっと、待っています。{/netabare}