「進撃の巨人 「突然の来訪者 - 苛まれる青春の呪い -」(OVA)」

総合得点
62.6
感想・評価
186
棚に入れた
953
ランキング
4820
★★★★☆ 3.7 (186)
物語
3.4
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.7

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ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

進撃の巨人という作品のギャグ要素が許せるかどうかで、この物語の評価は決まります☆

本作は「進撃の巨人」原作単行本13巻の初回限定版に付録されたオリジナルDVD作品です。
タイトルは「突然の来訪者ー苛まれる思春期の呪いー」ジャンが主人公のお話。ギャグが中心のお話ですが、実はこの話には元ネタが存在します。原作で単行本7巻の嘘告知をやっているのですが、そこで描かれたシーンを映像化したもの…という事ですね。

あらすじ・・・今回は「3.25話」という事です。「トロスト区襲撃想定訓練」に挑む訓練兵団たち。ピクシス司令も視察に来ている事を知ったジャンは点数稼ぎに躍起になります。しかしサシャとコニーに見せ場を奪われてしまい、訓練終了後にジャンはサシャに対して逆切れ。ついにジャンとサシャは喧嘩に発展してしまいますが、そこにピクシス司令が仲裁に入ります。訓練中も酒を飲んでいたピクシス司令は何を思ったのか、2人の勝負を「料理対決」で決着を付けるように命令する。料理勝負と聞いて、勿論ノリノリなサシャ。ジャンも勢いに押されて料理勝負を受ける事に。…といった短編物語ですね。

総評として「進撃の巨人という作品のギャグ要素が受け入れられるかどうかで評価の別れる作品。シリアスな設定や展開を今作に求めている人は視聴しなくてもOKです」といった感じですね。キャラクターに対する思い入れがある人にとっては楽しいお話になると思いますが、私の様にあまりキャラに対する思い入れが薄い人にとっては普通な作品です。酷評するほどではありませんが‘可もなく不可もなく’かなぁ。原作の嘘告知が解っている人は、嘘告知と全く同じシーンが挿入されていたりするのでそれなりに面白いかもしれません。
進撃の巨人のキャラクターの絵柄は「萌え要素」がある訳でもなく、また「カッコいい・可愛い」ともかけ離れている感じがします。また作品の描写として容赦ない殺戮シーンが横行するので、ファンタジーというジャンルにありながらもどちらかと言うと「リアリティ追求型」の作品だと個人的に感じているのかもしれません。そういう作品がお茶目な一面を見せる事は、人によっては「意外!面白い!」と感じるでしょうが、私のような人から見ると「茶番・しらける」となってしまう…という事なのかもしれませんね☆

*以下ネタバレレビューにて注意です!
{netabare}
料理勝負の為に、2人は「巨大イノシシの肉」を狙って争うのですが、結局イノシシの肉はサシャの手に渡ります。サシャはイノシシの肉を焼いたステーキで勝負に挑みますが、ジャンは肉を手に入れる事が出来ずに途方にくれます。そんなジャンの元に母がジャンの好物だという「オムレツ」を差し入れに来ます。ジャンは料理勝負にこのオムレツで挑む事に。勝負はジャンの勝利☆
納得がいかないと詰め寄るサシャにピクシス司令はこう諭します「肉とは肉であり、肉以外の何物でもないという意味において、肉とは肉である。であるからこそお主は負けたんじゃ」…なんのこっちゃww
勝負の場所を去った後にピクシス司令は「夜更けに肉を食うと朝は持たれて堪らん。それに比べあのオムレツ味はともかく夜食として実に見事であったぞ」とボヤいています。…それが本音だったのね。
まぁ、なんとなく予想できた流れの平凡なお話でしたw
{/netabare}

投稿 : 2015/01/03
閲覧 : 680
サンキュー:

40

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