青陽 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
好きなキャラは皆ダラーズのメンバーだと気づく
「予定調和も、お約束も、ご都合主義も、無理矢理のハッピーエンドだって大好きですよ!それを目指して、何が悪いって言うんですか!!人のためだとか、世界のためだとか、そんなことは言いません。ただ僕が見たいんです!!僕が信じたいんです。」
ですよね!僕も信じたいです。
キャラ達に感情移入して観るから最後は幸せになってほしい。笑顔を見たい。
日常から非日常に憧れ、非日常を日常に求め、非日常を目の当たりにして日常に焦がれ、最後は全て含め日常として生きてゆく。
日常にいるから非日常に憧れ、非日常を知ったから日常の良さを知る。
私のアニメの嗜好にも共通すること。日常も非日常もだらだらと享受し、愛おしく感じる。
アニメも、その中で生きる人も、それを作っている人も…私もまた人間が好きなのだろう。
笑顔が素敵な殺人者、強面大柄人格者
見た目と中身で色は異なる。
どれだけ見た目を取り繕っても中身の色は滲み出す。
色は色と繋がって
ばらばらに見えた群像劇はやがて一箇所に収束していく。
戸惑い、疑い、立ち止まり、また信じて進み…まるで信号機のように
折原臨也という悪意に誘導されて
赤、青、黄は混じる。
絵の具だったら色はくすんでしまうが、それが光の色だと白く輝く。
染まり混ざり合いその結果は染まらない白へ。
しかし、白くなって終わるわけではなかった。
出会いと別れ…人間も青いビルも永遠なんて存在しない。
常に変わりゆく人の色、それが立ち代わり集まる街の色も定まることはない。絵の具ではないから、色が混じっても抜けることができる。混ざった分だけ汚い色になるわけではない。
決まった色になどなりはしない。
それがダラーズ
池袋を舞台に様様な思いが交錯する中でも、大切にしたいのは誰かに対する真っ白な気持ち。
なんとなく女子向けの作品かな?と思ってたけど、そんなことはなく かなり面白い作品でした。
2期も楽しみ!
もうすぐ公式サイトで1期の一挙放送するらしいから観たことある人も無い人も時間あったらチェックするといいかも!
以下、蛇足。
{netabare}
タイトルでも書いたように好きなキャラは
・セルティ←女性キャラで1番かわいい
・門田←おれも門田さんについて行きたい
・ウォーカー←着ボイスが最高にわかってる!
・静雄←異次元の強さステキ
・サイモン←ロシア語モードとのギャップ萌え
…と、皆ダラーズに所属してるっぽいね。縛りが無い自由な組織に所属してるだけあって自分の信念に従った自由な行動をしてるキャラが多いから好きなのかな。
斬り裂き魔、黄巾族、ダラーズ。自分が三つの勢力の中で所属するとしてもダラーズがいいし…そりゃアニメ観たら普通そう感じるか(笑)
{/netabare}