青陽 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
審判のときは…
人は死後、天国か地獄に行く。
ただ、時を同じくして人間が死んだとき、彼らはあるBARへ導かれる…。
縁側で爺さんが酒呑むような時間に、別の場所では他の女と浮気してるのがばれて修羅場ってる男も居る。人生いろいろだな
ビリヤードは絵になるし、ビリヤード台を中心にした距離感や球の動きなどアニメーション向きなゲームなのかも。
あと、バハムートのレビューで口の動き云々言ったけど、このアニメでも顎からしっかり動いていた。
リアル寄りなキャラデザだと合うけど他の絵だと合わない手法なのか。←大事な場面や横顔のシーンだと割と動いてる印象もあり。
それともあまり注目してなかったけど 萌え絵でも顎がよく動く喋り方のアニメもあるのかな?
そういうとこも注目してアニメ見ると面白いかも(あまり細かいことを気にしすぎて作画厨にならないレベルで)
あのエレベーターによってどちらが何処に送られたのか?
{netabare}
おかめと般若の飾り
般若の面は嫉妬に狂った恨み深い女を表し、おかめは男に逃げられる醜女・また、それだけでなく福の象徴としても扱われる。
あれでいいのか?エレベーターの上にある飾りでどっちに行かされるかなんとなくわかるように見えるが。
「嫌だあああ!おかめエレベーターがいい!般若とか絶対良い場所に繋がってないだろッ!!」って暴れる人出てきそうだけど。
裁かれる側の人間には見えてないのかな?
それともあれはフェイク?
もしかしたら飾りは無関係で
エレベーターに確定した行き先は決まっていない。
裁かれる瞬間は別なのかもしれない。
エレベーターに乗った瞬間の表情。かたや救いを求め、かたや悪い笑みを浮かべている。
自分の死に気づいていなかった三十路の男とは違い
死も近い爺さんは途中から状況を理解して行動していたのだろうか。
だから聖人のごとき振る舞いを見せ、天国行きを狙った。男が無様な姿を見せたし、バーテンダーに耳打ちしたのは「あの男を天国に行かせてやってくれ」みたいなことを言ってポイント稼いだつもりだったのかも?それでエレベーターに乗ったときの[計画どおり…!or勝った!]って感じの邪悪スマイルに繋がる。しかし審判者にはそれを見透かされた、みたいな。
手段、結果、思い
審判において重要視されるのは何か?
ってか
同時に死んでも別にそれぞれ天国行きか地獄行きか審査すればよいのではないか?と思ってしまった。
それはおそらくDBで閻魔大王が一人一人順番に魂を審査している図が印象に残っているから。
もしDBの世界でも同じBARがあったら、とても一対一の対決してる場合じゃないよね。何十億人同時に死んだことやら…
命をかけたゲームって言ってたけど、勝負の結果 敗者が死ぬのではなくて既にどちらも死んでる…ということはどういうことだ?
天国と地獄、どちらに行くにしろ命を亡くした後では命をかけるも何も無いだろう。
…もしかしたらゲームを通じた審判の結果、どちらか片方だけを生き返らせるのが目的かもしれない。
男は天国か地獄を決める審判だと思い込んでたようだけど、先に述べたとおり
別に2人順番に審査すればいいだけの話。絶対に天国と地獄一人ずつ送らねばいけないなんて変だ。
どちらも死にかけだが、まだ助かる見込みはある。それを決める戦いだったのかもしれない。
そう考えると、先ほど想像した爺さんの台詞は違う風に解釈できる。
男は天国と地獄、どちらに行くかを決めるものだと思い嘆いていたが
爺さんはこっちのパターンだと気づき、バーテンダーに「彼を天国(あの世)に送ってやってくれ」
と言ったのかもしれない。
そうして、よし!これで自分はまた婆さんの漬物食えるぜイェイ!って悪い笑みが出てしまった…みたいなね。
とはいっても、結局エレベーターがどこに向かったのかわからない。扉が閉まった後、隙間から漏れる光の描写を本気で見れば上下どちらに行ったのかわかるのかな?
わからないからいろいろ想像できて楽しいんだけどね。
{/netabare}
冬から放送されるTVアニメでは明確な答えが示されるのだろうか?
個人的には特に説明無しでも想像して楽しめるからいい。どちらにせよ、放送が楽しみだ。