「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版(TVアニメ動画)」

総合得点
73.8
感想・評価
650
棚に入れた
4589
ランキング
970
★★★★★ 4.1 (650)
物語
4.2
作画
4.0
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ネタバレ

ともゆき! さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

世界が求めてる安全とは

安全ってなんだろう?いらない人を排除していくことなのだろうか?

第一話「自分の役割と正義」
  {netabare} 正義ってなんだろう。自分の役割って。
色相が曇らないために皆生きている、なんかつまらない世界だな。自分で考え、道を選びその道を生きていくことが出来ない。なんなんだろう。安全だがつまらない。自由であって自由でない。
 道が決められ。正しさが決められ。でも安全?自由?な世界。失敗もしないんだからいい気がしなくもないが、なんか不気味だな。 {/netabare}

第二話 「強いとはどういうことなのだろう」
  {netabare}適切な仕事に、綺麗なサイコパス。
様々な経験や知識、ちょっと野蛮やり方でどんどん解決していく。答え道が用意されている世界で住んで居た常守朱にとって異世界なのだろう。 {/netabare}

第三話 「完璧とは」
  {netabare}人間の進化とは。皆は誰かの代理人。完璧とは、誰かに憧れ、誰かに作られ、何者なのか?なにが正しいのかぺきなのか?決められた道が出来てしまっている世の中で皆も一人理想を押し付けている。なにが正しいのか。 {/netabare}

第四話 「発展に大切な苦悩と対立」
  {netabare}人の進化には苦悩と対立があった。絶対的な価値観、相対的な、平均的な価値観、色んな価値観があり、悩んで、争って文化、考えが出来、文学、芸術ができてきた。考え創られてきた。シビラはそれを止めてしまった。考える事を止めてしまった。
 考えるから色んなものが見えてくる。命のあり方とは?自分で考えるのをやめてしまった、安全を手にするためやめてしまった世界。人は自らを律する必要がなくなった世界。
 日本もそれに近いかもしれない安全過ぎて、考えが浅い人が増えてきてしまってるかもしれない。昔は知らないけど、何となく気になる。
 現実が苦しくても考える事をやめてはいけない気がする。 {/netabare}

第五話 「本当の自分」
  {netabare}ストレスを感じなくなると生きた屍となる。だから生きるためにはストレスが必要。だから生きるためにストレス(スリル)を自分にかけることによって生きている感覚を実感する。
 人は恐怖と体面した時なにをなすために産まれてきたか、その時本当の自分がわかるってそうなのかなw?
 本当の自分か~。人って自分しかわからないし、自分もわからなし。相手もわかるようでわからないし。なんかね~。マキシマが求めてる人間とはというテーマは興味深い気がする。 {/netabare}

第六話 「自らの意志で、決断と意志の重さ」
  {netabare}朱は友達を守れなかった。槙島聖護はなにを使用としてるのか。 {/netabare}

第七、八話 「シビラシステム」
  {netabare}安全、完璧だと思われなければ意味が無い。どう実装に行き着いたかがわからないけど。
 皆安全を自分で掴まなくても良くなり、人を疑う必要もなくなり、危機感もない、こまったらシビラ、職業もシビラすべてシビラ。楽だけどただ生きているだけ。生きるって悩んで、激突して、我慢して、考えて生きていくことだと思う。なんだかんででいいことも合ったり。
 考えない、努力しない、行動しない人は現代でもいる、見ているとむかついてくる。でもそれが溢れかえってるんだよね、サイコパスの世界では。考えただけでイライラしてきた。
 平等、大人数の幸福実現か~。なんかね~。いいようでなんか胸糞悪い。 {/netabare}

第九話 「世界を統べる」
  {netabare}藤間幸三郎が禾生壌宗として現れるが、「世界を統べる全能感、快感」とか言っている、殺人も起こしてるし正常かといったらじゃない方だと思う。果たしてサイコパスってなんなんだろうか。シビラが正義、悪を決め、いらないと判断した人を消去していく。社会としてなにが正しいのか。
 其々の正義、信じる道を歩き始める。槇島、狡噛、常森。 {/netabare}

第十話 「進みすぎた化学と政治」
  {netabare}完璧とした世界。完璧なはずな世界、しかし人は考え、悩み、苦しみそれを表現、行動していく。
 なにが正しいのか、なにをしたいのか、どう生きていくのか、結局のところ人々が其々自分の行いを考え、悩み、苦しみ、答えを出そうとすることそれが正しい唯一のことなのだと。人は強欲であるが。相手を想いやるそういう想いやりがあると思う。
 マザーテレサの言葉で好きな言葉がある
「この世界は食べ物に対する飢餓よりも、愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです。」
 人一人が出来ることはたくさんある。人が、一人一人自分と向き合う心を持つことが大切なんだと思う。
 誰が価値を決めるのか。 {/netabare}

第十一話 「歴史は紡がれていく」
  {netabare}人が悩み、苦しみ、考えて歴史は創られていく。歴史は争いの歴史でもある。狡噛、槇島との自分の正義の争いをして終わっていた。争いがあるから進んでいける。
 シビラがある社会ということは人と人が話す、争う、討論する、主張する必要がなくなっていく。
 最後はシビラとシビラに反抗、否定する人たちとの争いになっていくのだろう。狡噛も、槇島もまたその争いの一つなのだろう。これからも争いは続いていく。どういう結末が用意されているのだろうか? {/netabare}

まとめ
 シビラとシビラを否定する槇島という贖う者の話しだった。しかし他の登場人物もまた贖い者だった。其々が其々の道を葛藤しなが生きていた、生きている。
 人生とは、正義とは、悪とは。そういう話しだった。
 自分の人生なにが正しいのかまた、常にもがき苦し見ながら見つけていくものなのだろう。盲目にならずに。是非皆に見て欲しい作品でした。
 

 
 
 

投稿 : 2015/01/04
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サンキュー:

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