退会済のユーザー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
もふもふでござる もふもふでござる。
●ジャンル:日常、コメディ
●原作:漫画(作・遠藤ミドリ)
TMS/だるぶいーぐる制作のTVアニメ。全12話。
■感想■
{netabare}※原作は未読です。
自らを「人形」と称する小学生の少女・市松こひながある日、1人で「コックリさん」をしていたところ、
狐の物の怪・コックリさんを呼び出し、ひょんなことから憑り付かれてしまう。
そのことをキッカケに、物の怪たちとこひなのちょっぴり非日常な生活がスタートします。
◯世話焼きオカン、ストレスを感じやすい自称イケメン コックリさん(狐の物の怪)
◯とにかくこひな命で性別不明のストーカー 狗神(犬の物の怪)
◯酒と煙草とギャンブルに溺れる女好きのオッサン 信楽(狸の物の怪)
◯人形を愛してやまない甘味処の看板娘 タマ(猫の物の怪)
◯ショタコン(7歳未満限定らしい)天狗
◯こひなと友達になりたい自称いじめっ子 じめ子さん
◯姿はどう見ても宇宙人なこひなのクラスメート 山本くん
とにかくこひなの周りのキャラ達は「変態or残念」なキャラばかりw
しかしそれだけにキャラの個性はハッキリしていて、いい具合にバランスがとれていたな と思います^^
そしてなにより"かぷめん"。
こひなの独特な発音も相まってインパクト大でした^^(2014年流行語大賞15位だそうです。パチパチ!)
ストーリーはほぼ1話完結でそのうえコメディものなので気軽に視聴できました。
ギャグ回だけでなく、10,12話の様なイイハナシダナー( ;∀;)な回や8話のようなラブコメ回もあったりと、
いろいろなパターンを折り込んでいた点も良かったです。
同じくいろいろなパターンといえば、
マスコット化/女体化/ショタ化/赤ん坊化
など、物の怪達を上手く使った見せ方も豊富で楽しかったなぁ。
最初の方は正直テンポが微妙に悪く30分が長く感じていましたが、
4話あたりからはキャラが増え、会話のテンポやシーンごとの繋ぎも自然になってきて、
徐々に違和感は無くなったように思います^^
ギャグに関しては物凄く笑えるわけじゃないし、
ハッキリ言って滑ってる面もありますが、ところどころツボに入る台詞はありました^^
(『アルシンドになっちゃうよ?』『毛が(怪我)ねぇなら良かったぜ』、『他界他界』などww)
『こひなは何故、自分を人形だと言い張って心を閉ざすようになったのか?』
『小学生なのにどうして1人暮らしなのか?』
『何故、周りの人間たちは物の怪が見えているのに動じないのか?』
…などという疑問は少々ありますが、そこはギャグコメ作品なので深くツッコんだら負け! ということでw
【主題歌】
OP:「Welcome!!DISCOけもけもけ」/ コックリさん(小野大輔)、台詞: 狗神(櫻井孝宏)、信楽(中田譲治)
ED:「This Merry-Go-Round Song」/ 末光篤
OPは覚えやすいフレーズとディスコ調のリズムで中毒性の強い曲でした。
思わず日常生活でも『けもけもけーも けーもけもけー♪』と自然に呟いてしまったり…w
OP/ED共に、映像が話数が進むごとに変化して段々と完成していくところも良かったですね^^
【お気に入りキャラ】
▼市松こひな
人間的な感情がちょいちょい出たり、寂しがりやな面もあったりして そこが可愛さのポイントでもあるかなぁと。
『~なのです』『~でせうか』などの独特な言葉づかいや、さりげない毒舌も好きですw
通常のデフォルメキャラからたまに美少女になるとキュンとします^^
広橋涼さんの声もハマってましたし、淡々口調の演技も見事でした。
▼じめ子さん
個人的にもっと出番欲しかったキャラNO.1です^^;
第5話にて こひなの机に花を置いていた超本人だったことが発覚しましたが、
それが実はこひなと友達になりたいアピールが根底にあった事、悉くスルーされ続けた残念な子だというのを知った瞬間、
とてつもなく愛おしくなりましたw
▼信楽
基本的にだらしないオッサンですが、時折見せるイケメンな部分があったりギャップが良いです。
8話で見せた女体化コックリさんへの気遣い、紳士っぷりは惚れる寸前でしたw{/netabare}
■まとめ■
{netabare}特別面白いわけではなかったし正直退屈なパートもありましたが、
独特でシュールなノリが観ていくうちに不思議と癖になる作品でした。
「日常の中にひっそりある非日常」という世界観は個人的にとても好きなので、
こういうテイストの作品を1~2クールに1本は観たいものです^^{/netabare}