どらむろ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
フェチ萌えコメディー+美少女特撮ヒーロー。速水奨ファン必見!
全般にコメディー風味な変身美少女バトル。
主人公も敵怪人も「ツインテール属性」等のフェチへの信念を賭けて、大真面目に熱い特撮バトルを繰り広げる!
気楽にコメディーや萌えを堪能できる、楽しいアニメでした。
一部、作画崩壊が難。しかし基本的なキャラデザは可愛いので見所十分。
また、敵怪人の男性声優が凄まじく豪華なのも見逃せません!
{netabare}『物語』
全般にコミカルで楽しい。
基本フォーマットは昭和以来の特撮ヒーロー物のお約束を踏襲しつつ、意外にシリアスな敵の野望…冷静に見るとくだらないフェチ属性への拘りw
しかし!互いの信念のぶつかり合いが、意外に熱い!バカバカしいけど。
萌え的には主に、男子高校生の主人公が変身するツインテール幼女「テイルレッド」の可愛さをお楽しみ頂くアニメだろう。
可愛い幼女が一生懸命に戦う姿に萌える!
男の娘…ではなく、「らんま」である。
本作も小学館作品なので、偉大な先達を踏襲しているに違いない!
味方同士では、トゥアールがニャル子さんっぽく総二にアタック→総二の幼馴染の愛香に制裁される流れが面白かった。
また愛香の貧乳への怒りで敵怪人フルボッコ!
ワンパターンではなく、良い意味でお約束のギャグ確立していて、終始コンスタントに笑えた。
全般に(良い意味での)お約束の連続、良い意味での王道の楽しさを持った作品でした。
ギャグやコメディーが決しておざなりでは無いのもポイント。
当事者たちは、本気で全力で勝負している。
その熱意に圧倒されつつ…でもやっぱりこれはギャグだと気付かされるw
この絶妙なバランスが本作の魅力でした。
『作画』
基本的なキャラデザは非常に可愛く、またアクションも十分に熱い。
しかし一部、かなり作画が崩れていたシーンが目立ったのが残念。
変身美少女の可愛さが売りの作品なので、かなり評価を落したのでは。
…とはいえ一部を除けば萌え的にも燃え的にも見所十分。
2.0か2.5かで迷った。
減点法で酷評してしまうには惜しい魅力もあり、好意的に評価。
『声優』
島﨑信長さん、上坂すみれさんの「二人一役」が良い感じだった。
どちらもしっかりと「テイルレッド」らしさが出ていて高評価。
上坂すみれさんはクライマックスの熱演も、大ベテラン速水奨さん相手に一歩も引かない迫力が出ていて良い感じ。
トゥアールの内田真礼さんもニャル子さんっぽい好演が光った。
本作の見所は敵怪人がムダに豪華な事か。
燻し銀のベテラン声優を、使い捨ての怪人に起用、アホなセリフ連発w
男性陣に交じって、かないみかさんも懐かしい!
ラスボスとして速水奨さんが、往年の名ライバルキャラを彷彿とさせる貫録!
黒騎士やバロンリックスにヒケを取らん迫力!
信念と怨念溢れるラスボスの熱演、これぞ速水さん!
ああ^~速水奨さんファンには堪らんのじゃ^~
速水さんだけでも大満足かと思いきや…
ツインテール役に、まさかの池田秀一さん!?
ええええええ!?
大真面目なバリトンボイスで大真面目にツインテールを語る、素晴らしい!
『音楽』
トゥアール(内田真礼さん)歌う「ギミー!レボリューション」がポップで楽しい良主題歌。
ED「ツインテール・ドリーマー!」も良い主題歌だが、注目は最終回の挿入歌「テイルオン!ツインテイルズ」!
熱い!まさに王道特撮ヒーローの熱さ!
本作の作風と熱意を象徴するかのような楽曲の魅力も、非常に良かったです。
『キャラ』
男の娘ではなく、らんまの流れを組む男子が変身した少女かわいい。
テイルレッドたんの可愛さが本作の見所でしょう!
愛香は不遇なツッコミキャラな一方で、幼馴染の総二への淡い恋心がいじらしく、ラブコメ的にも良い感じ。
トゥアールはニャル子さんを彷彿とさせたw
テイルイエローことエリナ会長も可愛かった…作中一番変態さんだったけど可愛いw
怪人勢が皆フェチ属性への愛と信念に満ち溢れる濃い連中で印象に残る。
特にスパイダギルディー改めアラクネギルディーは、普通にカッコ良いラスボスだった。
部下には慕われる、武人としても誇り高い、超強い!
この人、近年の速水さんキャラでは文句無しに最強じゃね!?
クルーテオ卿はイマイチだし、時臣お父様は故人でアゾット剣されちゃうし…
その点アラクネギルディーは非の打ちどころが無い名ラスボスだった!{/netabare}