CountZero さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原因と結果のバタフライ効果
この作品は {netabare}タイムリープやタイムトラベルを題材にした時間系フィクションです。
ただし、時間遡行の手段についての詳しい説明や設定はほぼないので、SFとしてはかなり弱いです(さらっと量子力学の説明はでてきますけれど)。
でもお話自体はなかなか良かったので、学園恋愛物としてみれば結構色々な人が楽しめるのではないかなと思いました。{/netabare}
エロゲ原作ということですが、本編はパンチラが数回程度でいたって健全です(笑)
さて、この作品、見終わってみればとってもよくできていたとわたしは感じましたが、残念ながら物語が動き出すまでがとにかく長い!です。
全12話中半分以上の8話までは、正直退屈です。
もちろん無駄ではないのですが、何が起きているのか把握出来るまでちょっと時間がかかります。
ハルヒの {netabare}エンドレスエイト{/netabare}然り、シュタゲの {netabare}バタフライエフェクト{/netabare}然り、間延びしてしまうのは仕方ないものの、最初からあれだと入り込みにくいので飽きてしまう人が多かったのもうなずけます。
それだけに、その後の9話から物語が動き出すと、わたしはラストまでグイグイお話に引き込まれました。
なので、とっつきにくいのは確かですが、最初の数話で切ってしまうのは少しもったいない作品です。
{netabare} 時間系の物語の常ですが、最後まで来てようやく最初のシーンや台詞に意味があることに気がつくもので、{/netabare}わたしも最後まで見てそれまでのゆいちゃんの表情や感情を理解した時、ぐぅーっと胸が締め付けられました。
大きな波がうねりまくるお話ではありませんが、じわーっと切なさが寄せてくるそんな作品です。
作画の質も悪くないし(というか結構動きは細かく描かれていますし、カットも多彩です)、BGMも声優陣もとてもバランスいいので、そのうちもっと評価されるべき作品にあげられそうな良作です。